挑戦
1999年4月に働きはじめて24回目の春。
桜を眺めつつ、転職しました。
人生2度目、15年ぶり。
SI企業からNPOに足を踏み入れた2008年から、長男の成長と、組織の成長を重ね合わせながらの15年。長男は今年20歳に。
フローレンスは来年20周年。
節目なので。
珍しく過去をちゃんと振り返ろうと思います。
出会い
2人目の子が保育所に入所1週間でRSウイルスにかかり入院して。24時間親の付き添いが必要な市立病院で、夜は点滴に繋がれた娘とふたり酸素テントをかけられたベッドで過ごし、朝になったらばぁばにバトンタッチして病院から会社行って、仕事終わったらまた病院戻って・・・という生活の中で、「これ、母親じゃなきゃダメなのかな。。誰か代わりに付き添ってくれる人いないのかなぁ。。」と検索してて引っかかったのが、病児保育。
結論、入院中の子の付き添いはサービス外だったし、エリア外だったのだけど。
フローレンスの公式サイト見ていると、見覚えのあるTシャツ着た人の写真があって。
「ああ、この団体、長男の育休中にも昼のワイドショーで取り上げられてたなぁ」と思い出しつつ。
メルマガに登録。
1回目の転職
娘の退院から3ヶ月ぐらい経ったある日、「働き方革命コンサルタント募集!」というタイトルのメルマガが届き。
ビビビッと来て応募。怪しいマンションの一室での面接を経て採用してもらい。
組織の基盤整備的なことを進める傍ら、自分たちの働き方を見直して、仕組み化して、効率化したものを横展開するんじゃ!中小企業から日本の働き方をかえるんじゃ!と。
当時大ブームだったワークライフバランスの研究会やら、セミナーやら、区の受託事業やらに切り込んで。
数人の事務局スタッフと学生インターンとで、額を寄せ合ってあーだこーだ言いながら、ゼロから創り上げる仕事の面白さに、のめり込んでいったのでした。
お金のないNPOが人材を確保するために他の優位に立つためには「働きがい」と「働きやすさ」じゃ!と、仕組み化、効率化、マニュアル化、ワンタスクツーパーソンを徹底。
まさに働き方革命。
働き方革命を経たフローレンスでならワンオペでも3人目産んで育てられるぞ!と確信を得て。
3回目の出産を実現。
得たもの・気づいたこと
復帰後、広報やWEB、新規事業の立ち上げなど、人事領域を離れた未経験の仕事も「やる気」だけで任せてもらい。得難い経験をたくさん積ませてもらいました。
何をするか、は大事だけど。
それ以上に「誰とするか」が、私にとってすごく大切なんだと気づかせてくれたのも、フローレンス。
信じてもらい任せてもらうこと。
信じて任せること。
困った時に助けてと声を出すこと。
困ってるのかな?と感じたら声をかけること。
迷ったらビジョンに立ち返ること。
ビジョンについて徹底的に考え抜くこと。
自分は何者なのか、自分たちは何者なのか、真剣に語り合うこと。
チームで働く心強さと心地よさ。
しなやかな組織の強さ。
三児の母でも、ワンオペでも、「子育てと仕事そして自己実現のすべてに挑戦」できる素晴らしい組織、素晴らしい仲間たち。
大好きな組織にとって、必要な人材であり続けたい、と思いつつ。自分の強みを活かせるのは、今のフェーズのフローレンスではないのかもしれないな、と思いはじめたのが3年ぐらい前。
人生後半に向けての生き方を考える時期にもさしかかり。キャリアについても考え。マネージャーを降りて、人事を離れて、景色を変えてみたり。外に目を向けてみたり。
いろいろ試せば試すほど、やっぱりこれ以上、居座らない方がよいな、という気持ちが強くなり。
同時に「地域」への思いも強くなり。
そんな中で、ああ、ここだ。
と感じた「むすびえ」に。
人事として雇ってもらいました。
あと3年で50歳。
職業人としては人生最後の挑戦だろうなぁ、と思っています。
大好きな人事・組織づくりにチャレンジします。
長くなったので、今日はここまで。
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