子どもに言った後で反省する事ってないですか?
子どもに注意をしたりや叱った後で反省するのには2種類あると思っています。
1つ目は、
•夫婦喧嘩をして腹を立てていたから、子どもに大きな声をあげてしまったり、
•自分は何時までに〇〇をしようと思って焦っているのに、家族がその気持ちを全く察知してくれない事にイライラして、子どもに対して感情任せに言ってしまったり、
•仕事の人間関係やトラブルがあった事でイライラしていると、普段なら何も思わない子どもの姿であったとしても、気に触わって怒ってしまい、
「今のは、ちょっと言いすぎたな〜」
「本当は、そんなに怒ることもなかったよな〜」
「子どもは何も悪くないのに...怒ってしまった」などと落ち込むような、やってしまった事に対しての反省。
2つ目は、
•「子どものしつけの為に叱ったけれど、あの叱り方で良かったのかな?」と不安になったり、
•「子どもの悲しそうな顔を見て、もっと違う言い方をすれば良かったなー」反省したり、
•子育てに関する情報を知ったことで「自分の子どもに言ったり、叱ったりしている事は良くないのでは?」と不安になったり、
•子育てに真剣に向き合い、間違いのない子育てをしたい。子どもにとっていい親でありたいなどというこの先を見ることでの反省。
この2タイプです。
どちらのタイプだとしても、子育てに一生懸命で、真剣に向き合っているからこそ出てくる悩みであり、悩みがあるからこそ、改善し、よりよくしていけるのだと思います。
そもそも、子育てのことを人任せにしていたり、自分の子育てに自信を持ち満足していると反省なんてしないですからね。
だから、私は子育ての悩みが親の愛のバロメーターだと捉えています。しかしそうは言っても、悩みを解決しないと悩みが溜まる一方ですし、子育ては楽しくなく、子どもにとっても良くない環境ですよね。
大人も完璧じゃないから間違いだってある。
まずは、自分の言ったことや叱ったことが、間違っていたなーと思った時には、その気持ちそのまま子どもに伝えてあげてください。
反省はするけれど、そのまま放置したり改善されないでいると、
親が言うからやるという自分の意思ではなく、言われた通りにしかできない子どもになってしまったり、
自分(親)のことを棚に上げて言う親に不信感を抱いたり、
自分(子)の想いを受け止めてくれてもらえなかった悔しさを持ち続けたり・・・など、親子関係に歪みが出てくるようになり兼ねません。
このようなことが起きないためにも、言ってから反省するのではなく、できるだけ反省しないでいい言い方ができるような対策を考えた方がいいですよね。
この2タイプに共通していることがあります。それは大人視点です。言っている時や叱っている時は大人の視点ですが、反省している時は、子どもの視点に降りて来ているのがわかりますか?
これは意識しないと多くの大人がついついやってしまうことなのですが、たとえ「子どものために言っている」想いだったとしても、大人の視点で居ると威圧的に言ったり、一方的だったり大人がして欲しいことを押し付けようとしてしまいます。
子どもに言う前に、まずは子どもの視点に立ってみると、必然と子どもに話しかける言葉が一方的な言葉ではなく、対話するような言葉に変わってくる事に気が付かれると思いますよ。
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