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【京都情報大学院大学】アントレプレナーシップ講座~女性のキャリアを取り巻く環境と女性起業家としての生き方に登壇しました(2024年8月5日)


京都情報大学院大学

社会のニーズに応え、時代を担い、次代をリードする高度な実践能力と創造性を持った応用情報技術専門家を育成することを建学の理念に持つ、日本最初のIT専門職大学院です。61年にわたり、産業界のニーズに応え情報処理技術者を育成してきた日本最初のコンピュータ教育機関である「京都コンピュータ学院」の伝統と実績を継承、 またロチェスター工科大学をはじめ海外の諸大学とのグローバルな教育ネットワークに基づき、世界最新のIT教育カリキュラムを導入しさらに経営・マネジメント教育を加味して、従来の研究大学院では育成が困難であったIT分野の高度専門職業人、とりわけCIO(最高情報統括責任者)などのIT応用分野のトップリーダーを育成しています。

私の大学院(早稲田ビジネススクール)同級生である、張りんしんさんからお声がけいただき、授業の中でお話させていただく機会をいただきました。

講演内容

今回の受講者は、全員日本で勉強している留学生の方でした。若手のうちから女性のキャリアのことを知ってもらえたら、自身のことや自分のパートナーの働き方も含めて役に立つのではと思い、お話をさせていただきました。

男女の賃金格差については研究としても世界的に注目されている

私自身は、安定した企業で3度の産休を取得し、育児と仕事を両立してきたキャリアでした。自分の実力不足や未熟だった部分もありますが、同じ会社で15年働くうちに、給与が上がらない、新しい仕事の機会に恵まれない、自分らしく働けないことに限界を感じ、後先を考えずに独立をします。

キャリアのモチベーションはでこぼこで、悩みながらやってきました

本来は、副業で自分のやりたいことをお試ししてお客様を探し、副業収入が本業を上回るタイミングで独立するのがセオリーです。自分らしく働くことができなかった経験から、想いを重視して独立した私は当然うまくいきませんでした。

売れない数年間は孤独でした

クラウドワークスなどで仕事を獲得することからはじまり、少しずつ世の中にはスタートアップという企業があり、採用ニーズがあることに気付きました。お客様のターゲティングを大手企業ではなく、スタートアップやベンチャーに切替え、そこから少しずつお客様のニーズが分かるようになり、必死に取り組んでいきました。起業セオリーからは外れていましたが、会社員をやめて、もう他に道がなかったことも良かったと思います。

仕事と時間のコントロールが自分でできるのは独立してよかったことです

学生の声

授業の後、多くの皆様から様々な感想をいただきました!母国語ではない日本語での講義を聞くのは大変なところもあったと思いますが、お一人お一人の気づきがあったようでとても嬉しかったです!

津田さんの対話で印象に残ったのは、起業初期の苦労話です。成功するためにはアイデアの良さだけではなく、様々な困難に直面しながら柔軟に対応することが大切だと感じました。また、津田さんがチームの大切さについて話していたことも印象的でした。適切なメンバーを見つけ、共に働くことが企業において非常に重要だと強調されていました。この話から困難な時期においてもチームの力が大きいと実感しました。

津田恵子さんとの対話で印象に残ったのは、彼女が「幸せな働き方」について深く考えていることです。MBA取得時の研究テーマもその一環で、行動経済学から見たアプローチがとても新鮮でした。企業経営において、従業員の幸福感が重要であり、それが企業の成功に繋がると語っていました。2社のキャリアを経て自信の会社を創業した経験は、興味深く実践的でした。彼女の話から、経営においても人間の感情やモチベーションが重要な要素であることを改めて学びました。

津田さんは伝統的な日本企業の会社員から起業家へ転向し、私に強い印象を残しました。彼女のキャリアストーリーは、仕事と家庭の責任のバランスを取りながら、個人の成長とキャリアの可能性を示しています。彼女の経験から、態度と適応性がキャリア開発において重要な役割を果たしていることを学びました。彼女の会社であるHappiness insightでの取り組みは、彼女の価値観が反映されているだけではなく、社会課題の解決に通じていると感じました。

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