【小林幸子】8年ぶりにLIVEに参戦したときの話
私はポケモンの一作目の映画、ミュウツーの逆襲の主題歌『風といっしょに』をきいたときから小林幸子のファンです。
齢13からファン歴21年。
声楽は20年目だから、幸子ファンでいる方が長いという事実!
大学入学して東京に出てきてからは、ファンの先輩方とともに追っかけ(歌謡コンサート・ラジオの公開放送、コンサート、新宿コマetc)をしてましたが、現場から離れていた時期がありました。
最後に出かけたのは2006年1月の新宿コマ劇場公演。
それ以降8年間、CDも買わず、テレビも見ず、もちろんコンサートに行かず。学業にいそしみ、社会人になってからは仕事に追われ。
その間に小林幸子は芸能生活45周年を迎えたり、結婚したり、社長と専務が退職してひと騒動あったり…ファンだったときがまるで嘘のように、小林幸子の情報にふれない日々を過ごしていました。
そんな私を現場に引き戻したのは小林幸子が投稿した1本の動画でした。
うわ!なんだこれ!めっちゃおもしろい!!
こういうのやってほしかった!
再び小林幸子に心を打ちぬかれた私は、ひとつのライブのお知らせを見つけます。
2014年5月31日 下北沢Sound crushing
この日に、本当に久しぶりに小林幸子のライブに出かけたのでした。
会場は国登録有形文化財の富士見ヶ丘教会。
シンガーソングライター七尾旅人とのコラボステージ。
通常のコンサートとは違うけど、なんかやばい気がする、絶対良いライブだ、行っとかないときっと後悔する!と思ってとったチケット。
本当に、素晴らしかったです。
50年間うたい続けてきたうたの化身《歌菩薩・小林幸子》と
底知れない音の宇宙を創り出す《天才・七尾旅人》
ジャンルを超えた、プロとプロが組むからこそ生まれる奇跡。
ここはかみが住まう空間なんじゃないかと思うほどのライブでした。
そんな凄い空間を創り出したのに、二人が会ったのはライブ当日を含めて対談と1回のスタジオリハ、たった3回という事実。
・・・にも関わらず観客200人超を全部持っていってしまう圧倒的な音!
今だに思いますが、あの空間にいれたことは歌い手として生涯の財産です。
そして…
普段と違う会場だからこそわかった小林幸子のスゴサ!
・出て来ただけで会場後ろまで届くオーラ(背もでかい)
・絶妙な間が光るトーク
・どんなに客が盛り上がってても、ひとこえ発しただけで空気を全部持っていく
・教会にドレスの幸子、流れるは演歌というどうしようもない違和感を捩じ伏せる圧倒的歌唱力……
あと、雪椿のイントロの主導権のもって行きっぷりはずるかった笑
震えは止まらないし、ワクワクして最初から最後まで80分間釘付けだったことを覚えています。
でも同時に思ったのは、
『どこまで上り詰めればあそこまで行けるんだろう』
私は声一つで、どれだけの人と空間を“支配”出来るんだろうということ。
道の先をゆく二人のうたの職人を前にして
こみ上げた感情は、畏敬とくやしさと感動と嬉しさと焦燥。
私もあそこに行きたい!でした。
七尾旅人は小林幸子と一緒にやれていいな
音で会話できていいな
なんで私はあそこに立ってないんだ!
一緒にやりたい!
いつの日か小林幸子と一緒に舞台に立ちたい。
そう思いました。
この日のライブの余韻は本当にすごくて、頭のてっぺんから手の先、つま先まで音楽が残っていました。
仕事をしていても、体中で音が鳴っていて、心と口から自然とうたが出てくるくらい。
言葉にするなら、あなたも幸子、私も幸子!宇宙も飛べる気分!という感じ。
(余韻が収まらなさすぎて、その晚友達誘ってカラオケオールした写真。懐かしい。)
*
人生の師匠にいわれた、優先順位は自分がレベルアップ出来る場所。一流の空間に身を置くこと。
まさにこの日そのものだったなと思っています。
今、幸子さまのコンサートは夏あたりまでなくなっているそうです。
また幸子さまのうたう姿を拝見できる日を心待ちにしています。
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2014年5月31日
<InterFM presents Shimokitazawa SOUND CRUISING 2014>@富士見丘教会
【小林幸子 SET LIST】
1.雪椿
2.愛の讃歌
3.嘘は罪(英語ver.)
4.茨の木
5.越後に眠る
6.おもいで酒
【小林幸子×七尾旅人 SET LIST】
1.貝がら
2.もしかしてPARTII
3.サーカスナイト
4.風といっしょに
5.幸せ
最後までお読みいただきありがとうございます。娘のおやつ代にさせていただきます…!