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大腸がん

私の主人は2017年に会社の健康診断の血液検査でひっかかり、大腸がん検診を受けました。

内視鏡検査が終わるのを手術室の前で待っていたら、「奥さん、ちょっと入ってください」と言われ、この辺りに癌らしきものある。と言われました。

私は「切れますか?」と聞くと、分かりませんとのお返事で、そのまま入院することになりました。

入院中、検査をし、「上行結腸がん」と分かり、癌の近くにポリープが何個もあったので、上行結腸すべて切ることになりました。

手術方法はおへその近くに1箇所穴を開けて、そこからメスを、おへそから内視鏡を入れて、医師はモニターを見ながら、手術を進めます。

腹腔鏡下手術:お腹に数ヵ所小さな穴をあけ、専用のカメラと手術器具を入れて手術を行う方法です。

Googleより

切った上行結腸を調べてもらうと、「ステージIII」髪の毛1本向こう側なら
ステージⅣでしたと言われ、真っ青になりました。


ステージ3はリンパ節への転移が見られる状態、ステージ4は臓器の壁を越えて他の臓器や血管に転移している状態。

Googleより

その時、主治医からはステージという言葉だけ一人歩きしている。
癌が見つかった箇所の数で、ステージIIIと判断しているが、転移は見つかってないので、念の為、抗がん剤治療をして、癌になる元をやっつけておきましょうと言われました。

本人は治療をするか悩んだようですが、私はもちろんするでしょ。と治療してもらいました。

お金のことがあまり気にならなかったのは、義母と3人暮らしだったのと、主人の勤務先の福利厚生と、民間保険のお陰でもあったと思います。

抗がん剤が合えば半年で終了でしたが、あともう少しというところで耐えられなかったようで、抗がん剤の種類を変えたので、結局1年続けました。

本人は本当にしんどかったと思います。
先生から「これはそんなに副作用のきつい薬じゃないんやけどな〜」と言われていて、私はもうちょっと頑張って。。という思いでしたが、主人の内面を汲み取ってあげられない妻だったと思います。

抗がん剤を合わせる為の入院は約2週間です。

義母がまだ生きていて、炊事は手伝ってもらっていたので、主人の自宅療養中の食事は一緒に考えていました。

先日の大腸がん健診で、小さいポリープが出来ているけど、切る程の大きさでない。
3年後に再検査。と言われました。

私は上行結腸を全部切ったから、その場所に新たな上行結腸が出来てると勘違いしていたのですが、上行結腸はないままだそうです💦

西洋医学は検査でポリープの早期発見。
見つかったら、ポリープ切除で、常に腸にデキモノ等のない綺麗な状態を目指します。

見つからない時の予防としては西洋の先生からはお言葉がなかったので、ここで東洋医学が参考になるのではと思いました。

主人は手術→抗がん剤治療→5年以上経過→順調だったのに、ポリープができる原因を蓄積していたとすれば、怖いなと思いました。。

困難が直接降りかからないと、自分事として本気で考えられないのだなと、今回の検査で思いました。

日頃の心構えは、あまり気にしないこと。
なんとかなるよー
ぐらいに楽天的に思ってたら、゛やまいは気から゛と病気の方が飛んでいく?
そんなアホな…と言われそうですが。

ただ病気が見つかったときの判断は慎重に、専門家に相談されて、ご自身に一番良い方法を選んで頂けたらと思います。

私は多分、主人がしてもらったことと同じ。見つかったら→ポリープ切除を選ぶのかな。

そしてポリープができない体づくりを勉強していければと思っています。

私は20代の時に言われたある言葉を思い出しました。

「Tちゃんは白黒はっきりつけないと気持ち悪い性格かもしれないけど、グレーはグレーのままでいいのよ。」と。

主人は完璧主義で、私は変なところだけ完璧主義な所があります。

日頃から「なんくるないさー」の精神で居たいと感じました。


「なんくるないさー」は、沖縄の方言で「挫けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る」という意味です。

読んで頂きたいだけです。

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