【すっぱいチェリーたち🍒】探究④-友美編-1年A組文化祭
Aちゃん「友ちゃん。生クリームがはみ出てる!」
友美「あ〜あらららぁ…」
Aちゃん「ベトベトやん。汚いから早く手洗っておいでぇ〜」
友美「うん、洗ってくる…」
クッキーなどのお持ち帰り商品は昨日のうちに準備オッケー。
当日数量限定でお出しするケーキのデコレーションをさせてもらったのたが、やはり不器用な友美にはちょっと難しかったようだ。
三角巾を頭に巻いたまま、友美は廊下の横にある手洗い場で、手を洗っていた。
そこへ
謎のおじさん
「あんたはここの生徒さんかい?制服着てるから、間違いないよな。俺はバンドを見に来たんだけど、体育館の行き方を教えて欲しいんだ。」
友美「体育館は、そこの突き当たりを右に曲がって校庭の横にあります。何かあるの?」
おじさん「ミスタッチャリヤネンというバンドを見に来たんだ〜」
友美「ミスタッチャリヤネンの出番はまだみたい。あそこに演目表が貼ってあるよ。私たち1年A組で喫茶店やってるから、時間が空いたら覗いてくださいね〜👋」
と言うと、友美は教室へ小走りに帰って行った。
よく見ると、近くにサンドイッチマンが背負うような看板が、地面に置いてありそこに体育館での出し物の順番の時間が書かれていた。
(午後からか…まだまだだな。)
謎のおじさんはスラックスのポケットに手を突っ込んだ。
そこには長細い10cmくらいで2段に穴が空いている楽器が入っている。
(あの少年たちとセッションは無理だろうか…)
謎のおじさんは花壇のぐるりに腰掛けて時計に目をやった。
Aちゃん「友ちゃん。遅い〜。早くトイレで着替えておいでー。」
友美「はーい。」
すでに同級生たちは、アイドルのような衣装の子、ソムリエ姿など。
それぞれが日頃の自分らしさと、冒険心をプラスして、自らの支度をしていた。
友美はアイドル風のレース使いの衣装。
赤紫のウィッグを付け、プチハットを頭の上にちょこんと置いていた。
これくらい大丈だよね?と、青紫のカラコンを入れる。
鏡を覗き、うん。自分に納得するかのような笑顔を作った✨
田梨木高校の文化祭に参加して良かったって思ってもらえるよう、″おもてなし″の心でお出迎えしようね!
オー✊
毎年、各学年、各クラスで出し物を考えて、主催するのだが、今年の目玉は体育館で行われる音楽ライブのようだ。
お姉ちゃん(小室哲子)のクラスの男子の仲良い先輩たちでバンドを組んだそうで、その名も「ミスタッチャリヤネン」
1年の女子の間でもすごく人気✨
歌も演奏も上手いし、トークはめちゃくちゃ面白いらしい。
友美の学年の女子達は、結構噂してるよ。
そして、そこにはなんと、この物語の最初のほうでうちのお姉ちゃんに告った宇利先輩がボーカルで参加してるの。
ぜひコンサートも行ってきて〜
「こんばんみー カフェ」
Bちゃん「何?このお店の名前…どんな意味があるん?」
Aちゃん「この言葉で挨拶すると自然につながっていくらしい。」
友美「ほんまに?」
Aちゃん「ほんまやって。」
友美「あ…おじさん来てくれたの?」
おじさん「俺の名前は田中ってゆーんだ。」
友美「じゃあ、田中のおじさんだね。
何になさいますか?」
友美はメニュー表を田中に差し出す。
田中「じゃあ、コーヒーとサンドイッチとアメリカンドッグを。」
友美「ありがとうございます。パンケーキもいかがですか?オススメですよ。」
(ニコッと笑う)
田中「あ…じゃあそれも。。」
注文してもらったメニューが運ばれ、田中は食する。
田中の頭の中では「孤独のグルメの井之頭五郎」も驚くぐらいの、グルメ解説がされているのであった。
友美「おじさん、美味しそうに食べるね。友美はいつもお姉ちゃんから美味しそうに食べる。って言われるんだけど、こういう状態のコトだったんだね。」
田中「お姉ちゃんがいるのかい?」
友美「うん。だーい好きなお姉ちゃんだよ。」(微笑み)
田中がそろそろ帰ろうとした時、友美が謎のボタンを出してきた。
田中「なんだい?」
友美「オススメを注文して頂いた方へのプレゼントです♪」
田中は物思いにふけて…1年A組を後にした。
ユウナさんはこの方です。
こどものためのみら育
メイクアップキラキラアイドルぬりえブック使用」
(画と声は作者に帰属します。)
Aちゃん「あれ、(入り口を指差し)ミスタッチャリヤネンが来たよー。」
友美「どの人が宇利先輩?」
Aちゃん「あの真ん中のゴリラみたいな顔した。。」
(天の声:誰が、ゴリラやねーん!ねーん、ねーん…)
友美(あの人が…?)
ミスタッチャリヤネンの宇利を含めた3
人がワイワイ言いながら、食券を買っている。
阿久「宇利…残念やな。。バナナないなぁ〜」
宇利「残念ちゃうわー」
吉田(2人の様子を見て何かノートに書いている。)
女子の先輩も後から続き…
B「あ、あれ、1軍の彩子先輩じゃない?おしゃれ番長の波都子先輩やバイク乗りの圭子先輩もいる〜」
Aちゃん「かるた部部長の千代子先輩と、歌のうまい風歌先輩。3年A組の劇の脚本書いてた橋田須賀美先輩も居るやん。」
「俺らも来たで〜」
小郷先輩と千葉先輩も居た。
大門寺ナナコさんが、黒板の前でモデル立ちしていた。
友美「風歌先輩、いつもボイストレーニングありがとうございます。お姉ちゃんとさわこ先輩も来てくれたんだ〜ありがとう。」
挨拶を終えた友美は先輩たちをチラ見しながら、廊下に出ると1人の男子生徒とぶつかりそうになった。
友美「あ、ごめんなさい。」
保志田「あ、悪い、悪い…大丈夫?怪我ない?」
少し屈んで、友美の顔を覗き込んできた。
友美「はい。大丈夫です。」
保志田は立ち去ろうとしたが、コロコロと何か棒のようなものが廊下に転がった。
友美「あのぅ〜、ドラムのスティック落ちましたよ。。」
A…?
B…?
田中のおじさん…香坂さん
宇利…うりもさん
阿久…アークンさん
吉田…よしよしさん
彩子…彩夏さん
波都子さん…loveheartさん
圭子…圭果さん/トシさん
千代子…チョコさん
風歌…八風さん
橋田壽賀美…ららみぃたんさん
小郷オーエン…
習慣応援家syogoさん
千葉ヨメン…ばちょめんさん
大門寺ナナコ…だいなさん
多 さわこ…おおさわさん
保志田…ほっしーさん
友美/(姉:哲子)…TK
《声の出演》
ユウナ…カンナさん
友美…TK
生徒オールスターズしてる?
はい、あなたもご一緒に。
合言葉は…
#レッツチェリー
どうやって飛ばすんだ?
すごい!もう飛んでる!
ドテ‼️