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『命』よりも大切な『居場所』?
人間は生まれてから何年もの間、ひとりでは生きることすらできない・・・
とても生物としては弱い存在です。
寒さをしのぐ毛皮もなく、外敵と戦う爪や角、牙もありません。
そんな我々が、太鼓の昔から取り入れた生き残りの戦略
それは『集団をつくること』でした。
みんなで助け合い、コミュニケーションをとって支え合うことで、初めて安全に生きていける。
つまり、人にとって集団や社会に所属し『居場所』をつくることは『命を守ること』と直結するってことです。
これは、遺伝子レベルで身体に組み込まれたものなのです。
なので、社会的に孤立したり、仲間はずれにあったりすると、
「所属できていない」「居場所がない」と反応し「不安」や「恐れ」を強く感じます。
この『居場所がなくなる恐れ』によって、我々は集団を維持し命を守っています。
悲しい話ですが、場合によって人は・・・
「ワタシは誰にも必要とされていない」「ワタシは受け入れられてもらえない」
と孤独感を覚えると、最後は自ら命を絶ってしまうこともあります。
本末転倒な話ですが
『命』よりも『居場所』が大切だなんて・・・人間とはどこまで社会的な生物なんだろうかと深く考えてしまいます。
○本来は命を守るべき場所に絶たれる命・・・
『繋がり』や『絆』といったものは人間社会において重要な問題なんですね。
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