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息子のイヤイヤ対応をアドラー式子育て法で考えてみた

今日はアドラー心理学に基づく子育て法(パセージ)を学んだ仲間とのフォローアップ会に参加。

第2子妊娠中に受講したパセージから、2年近く経つ今も、子育ての悩みをシェアして一緒に考える場があるのは本当に有難い。

私から相談したのは、

4歳息子が手を洗いたがらない問題

について。

テキストを見たり、ロールプレイをしながら、息子の気持ちになって色々考えてみました。

息子が手を洗いたがらない問題

少し前から急に「手を洗うこと」がイヤになった息子。

帰宅して

私「手洗おうー」
子「やだー」

から始まる押し問答。

「泡がイヤ」とか「濡れるのがイヤ」とか、本人なりに理由はあるようだけど、平日夕方のバタバタ時、このやりとりにイライラしてしまって困っている。

私「手洗ってー」

子「やだー」

私「えー、汚れてるからちゃんと洗ってほしい」

子「やだ、汚れてない!」

私「いや、ばい菌ついてるよ、ちゃんと洗わないと病気になるよ」(イライラモード)

子「やだ!病気になってもいいの!」

私「そんなの困る。それじゃぁ、ご飯も何もあげられない。味玉子(息子の好物)もあげられない。もう、洗ってよ!!」(更にイライラモード)

息子もイライラモード。

手のひらだけ水を付けて、怒った表情で見せてくる。

私「手のひらだけじゃなくて、甲もちゃんと洗って!!」(怒りMAX)

無理やり水で流して、息子の手を拭く。

私「はい、ありがと」(一応言っただけのありがとう)

味玉子にありつく息子。

息子の気持ちになってみる

こんなやりとりを参加メンバーで、私と息子役でロールプレイ。
私も息子役でやってみて、息子の気持ちを考える。

(このリアルな会話のロールプレイが、子どもの気持ちに寄り添うにはかなり効果的)

・会話が進むにつれて追い詰められる感覚

・「ご飯も食べられない」は、もう逃げ場もない

・言われた通り水で流したのに、また注意された、イライラする

・一応でもありがとう、って言ってもらえた(ホッ)

息子の行動の文脈をよく観察する

続いて、今回の問題だけを考えずに

「どんな状況の時に息子はその行動をするのか?」
「私は今までどんな対応をしてきたのか?」
「私の対応の効果はどうだったか?」

を冷静にチェックしてみる。

外から帰ってきた時、トイレから出た時に手洗いを嫌がる。
泡がイヤだと言うので「水だけでも流して」とか「手を拭くのでもいいよ」と伝えている。手を拭くのはすぐにやってくれた。
ばい菌がどうこう、の説明は全く響かない。むしろ、意地を張って逆効果。

対応策を考える

参加者の皆さんから頂いたアドバイス

・除菌シートで拭く
・妹の手洗いを手伝ってもらう(「頼れるお兄ちゃん」をしてもらう)
・その場では難しいが、落ち着いてる時にばい菌の話をする(絵本やYou Tubeを使うのも◎)
・「かっこいい」と思われたいお年頃かも?だから反抗している?

息子のいい所にも注目する

いつもこの時間がとても嬉しいのですが、こんなやり取りの中でも、息子のいい所を挙げてもらった。

・意志が強い
・食べるのが好き
・目標のためなら妥協できる
・嫌なことがあっても、手を出したりしない
・嫌なことを口で説明できる

自分ではどれも気づけないことばかり。(素敵な気づきをありがとうございます!)

そして、何でも「はい」と言う事を聞くのは、必ずしもいいことではない。という話も。

「イヤ」と主張するのは、自分なりに考えている証拠。意志があるということ。

子どもからイヤと言われたり、泣かれたりすると、それはそれは参るけど、何でも親の言うとおりに進めることがいいという訳でもない。

「イヤ」を単なる「抵抗」や「反抗」と捉えるのではなく、
息子の意思表示であり、その裏にある考えに少しでも寄り添えるようになりたいと思った。

さっそく実践!

夫と2人で出かけていた息子が帰宅したので、早速手洗いを誘ってみた。

私「おかえりー、手を洗おうー」

子「手洗いたくない」(といって、おもちゃで遊び始める)

私「(キタキタ!)」(フォローアップ会効果で気持ちに余裕がある)

“かわいい”よりも ”かっこいい”と言われたい、戦隊モノ好きな息子なので、

私「(息子)レンジャー、怪獣出現!早く泡と水で倒してー!」(と言ってみたら・・)

子「分かった!今、変身するから待って!」

と、あっさりと食いつき、泡も使って手を洗ってくれましたw

パセージに助けられている

久しぶりに参加できたフォローアップ会でしたが、日ごろ感じている負の感情を冷静にひも解いてリセットできる貴重な時間だと改めて実感。

子育ては毎日のように上手くいかないことがあるし、誰かに相談したいけど、なかなか話せる場がないもの。

子どもが

・私は能力がある
・人々(家族)は私の仲間だ

と感じられることを目標としているパセージを使って、仲間と一緒に学び、相談できる場があることに感謝です!

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