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【第五人格物語】ビクターと犬
読む前に
これは第五人格のキャラのオリジナルストーリーなので、
第五人格とは関係ありません。
第五人格の要素も少しあります。
〜出会い〜
ビクター・グランツ、彼は読書がとても好きだった...だが、
一日食事をするだけで精一杯で本を買う余裕などなかった。
父親は行方不明、母親は体力が尽きて死んでしまった。
そんな彼は一人ぼっちで毎日毎日精一杯暮らしていたが、
「残りのパンはこれだけか...」
とうとうパンはかけらになって1日ぶんしか無くなってしまった。
けれどビクターは食べようとは思わなかった。
「誰かにあげよう。」
ビクターは街を散歩した。
人にぶつかって、押されたり、、、
そんな中でボロボロになった子犬が家のさかい目にチョンといた。
「行ってみよう」
その子犬の見た目は可愛くはなかったが、ビクターは可哀想と思った。
「ほら、このパンをあげるよ。」
ビクターはその子犬に差し出した。けれども
その犬は食べようとは しなかった。
「...君は何が欲しいの?」
『...........,』
ビクターにはわかった。
「親をさがしてるのか!僕と一緒だね!」
ビクターは嬉しかった。ビクターは犬に言った。
「一緒に探そう。」
と。そうして二人の旅は始まった。
〜街を出る〜
「行くよ!バウ!」
『バウ!』
バウちゃんとは、ビクターが街で出会った犬につけた名前だ。
泣き声が『バウ!』というのでバウちゃん。
見た目は怖いけれど、大きさも小さいし、心はすごく優しいので
仲良くなった。
「明日の分のご飯どうしよう...」
残りのパンをバウちゃんに全てあげてしまったビクターは
自分の分など考えていなかった。
「んーーー」
『バウ!バウ!』
「え!どこ行くのバウちゃん!」
バウは『こっちきて!』のように吠えた。
『バウ!バウ!』
バウが向かった先は大きな木だった。
「どうしたの?バウちゃん」
『バウ!』
バウは木の上を見上げた。
「わぁ!」
見上げた先にはりんごが二つあった。
「ありがとうバウちゃん!」
バウは誇らしげに言った。
『バァう!』
「よぅし、このまま行けばきっと美味しいものも食べれるから、他にも探してみよう!」
『バウ!』
次回へ続く...
=この記事を書いた人からの手紙=
みてくれてありがとうございます。
この物語は性格も考えて作っているつもりですが、
少し間違っている部分もあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
配達犬の本当の名前は「ウェイク」ですが、今回はオリジナルストーリーと
いうことで、「バウちゃん」という名前にしています。
次回の物語も楽しみにしていてくださいね。
ユーカリより.