H a p p a n o U p d a t e s - No.242
ノギギガスの3兄弟(全12回)
アウグス・ガイリ著 だいこくかずえ訳
アウグス・ガイリ(1891 - 1960)
エストニアを代表する後期ロマン主義の作家。美しさと醜さという相反する存在に焦点を置いて作品を書いた。19歳で作家デビュー。
日本でほとんど翻訳されることないエストニアの小説を連載しています。第2話はペトロ、パウロ、ヨーナタンの3_バカ_兄弟が、この小説の主人公ニペルナーティと出会って、騒動を巻き起こすというドタバタ風喜劇です。
舞台は20世紀前半のエストニア。地方ではまだ映画が珍しかった時代に、興行として、あちこちの祭り(見本市)でそれをやろうと3兄弟が乗り出します。発案者はもちろん、よそもの風来坊のニペルナーティです。
#1 風来坊 #2 ミーラ #3 農園主 #4 映画 #5 猿
#6 ラトビア #7 出発 #8 農場 #9 帰還 #10 猿狩り
#11 訴訟 #12 ニペルナーティ
第1話『筏乗り』(全10回公開済み)
モーリス・ラヴェルの生涯
マデリーン・ゴス著 だいこくかずえ訳
VI. 失敗、そして成功
モーリス・ラヴェルがパリ音楽院時代に、ローマ大賞を何度も逃した話はよく知られています。この章ではその詳細が語られていて、なかなか興味深いものがあります。『ジャン・クリストフ』『ベートーヴェンの生涯』などで知られるフランスの作家ロマン・ロランが、「ラヴェル事件」と言われるこの件について、(さすが文豪的!)異議申し立ての手紙を書いています。
□ 最近思ったこと、考えたこと(happano journal)
09.15/22 文章あれこれーーー文体、規則、即興、AI
09.28/22 もう一つの911/「不屈の民」とアメリカ人作曲家/非米国家はいま/英連邦王国
9.28の記事では、1973年のチリ・クーデターとそこで生まれた歌や楽曲について書いています。もう半世紀も前のことになるわけですが、世界の中での大国のあり方、今と変わらないな、とも。やり方はずっと巧妙になっているとは思いますけれど。
Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org