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H a p p a n o U p d a t e s - No.237

3月の葉っぱの坑夫の更新情報です。タイトル画像は「小さなラヴェル…」たにこのみさんの絵から(耳あてつき毛皮のキャップにゴーグル姿のハトのアルトー)。作曲家ラヴェルと動物たちの友情と冒険(ときにバイオレンス!)の物語、今回が最終回です。どんな終わりが待っているのか?!
・小さなラヴェルの小さな物語
・モーリス・ラヴェルの生涯
・わたしはラヴェル:手紙・文章・インタビュー
・今月のピックアップ
・最近思ったこと、考えたこと

小さなラヴェルの小さな物語
作:コンガー・ビーズリー Jr.   絵:たにこのみ  訳:だいこくかずえ

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第8回更新(最終回)
旅は道連れ ~ 初飛行 (第40〜41話) 
長い昼寝 ~ 牛車に乗ってバスクの村へ(第42〜43話)
身長30cmの小さなモーリス・ラヴェル。フランスの偉大な作曲家を題材にした、楽しくて心温まるコンガー・ビーズリー Jr.のファンタジー小説です。あこがれのスペイン目指して、まずはナントからフランス南西部へ。飛行機、バス、牛車と乗り継いで、いよいよ愛する母の住むサン=ジャン=ド=リュズへと向かいます。旅のお供は、生涯の友となったハトのアルトーでした。

モーリス・ラヴェルの生涯
マデリーン・ゴス著 だいこくかずえ訳

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XVI.モンフォール=ラモーリーの家
ラヴェルが最後の十数年間住んだ、パリ郊外にある家の話です。ラヴェルが初めて持った家であり、また作曲をするのと同じくらいの熱心さで、内部の改造からインテリアまで自分の手で作り上げたものです。家一つ見ても、ラヴェルという人間の性格や完璧主義なところが出ていて大変興味深いです。
*この作品はラヴェルの死後まもなく書かれた、英語による初めてのラヴェル評伝です。当時著者はパリに滞在中で、ラヴェルの弟や友人たちから直接話を聞いてこれを書きました。(全20章ありますが、公開は順不同です)

わたしはラヴェル:手紙・文章・インタビュー
テキスト:モーリス・ラヴェル  訳:だいこくかずえ

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第8回更新
[インタビュー] お気に入りはシェーンベルク 1924.5.1
ラヴェルが初めてスペインを訪れたときのインタビュー記事です。好きな作曲家について、自作についての論考、そしてラヴェルが作曲の師であるとするエドガー・アラン・ポーについて、活発に語っています。

アービー ・オレンシュタイン編 "A Ravel Reader: Correspondence, Articles, Interviews”より、友人や家族に宛てた手紙、自作や他の作曲家についてのコメント、レクチャーやインタビューなどを選び、日本語にして紹介します。

今月のピックアップ | Choice of the Month
クワシダ ー ンキ・クワシ(日曜日 ー 第三週七日)
ニイ・アイクエイ・パークス
だいこくかずえ:訳

photo by Carsten ten Brink(CC BY-NC-ND 2.0)

旧サイト「とりうたうあたらしいことば」から、1974年生まれのガーナ出身の英語作家の作品を。これは2014年に『青い鳥の尻尾』というタイトルで葉っぱの坑夫が出版した長編小説の第1章です。何百年にも渡って変わることのないガーナ奥地の村ソノクロム、そこで起きた奇妙な事件。文学 × ミステリーというアフリカ新世代作家の特徴がよく表れている作品です。
kwasida – nkyi kwasi by Nii Ayikwei Parkes

□ 最近思ったこと、考えたこと(happano journal)
03.11/22 NHKニュースの中の奇妙な会話:これが国語の試験だったら?
03.24/ 22 作文(創作)における良心とは、自意識とは
この二つ記事は直接的にはなんの関係もないのですが、社会に何かを伝えるとき(報道における表現、創作における表現)の態度という意味で、根底で共通するものがあるかもしれない、と今これを書いていて気づきました。

Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org

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