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H a p p a n o U p d a t e s - No.215
今月の更新情報です。まだまだ終わりの見えない不安な日々ですが、ネットの世界を見ていると、実に様々な人々や団体が声をあげ、情報を提供し、パフォーマンスを公開し、と真摯に現在の状況に向き合い、活発に社会参加しているのがわかります。こんなことは(しかも世界レベルで)かつて一度もなかったのでは。今というときをじっくり体験し、学びにつなげたいです。
オオカミの生き方(2)
ウィリアム・J・ロング著『Mother Nature』より
Ralf Κλενγελ 他:写真 だいこくかずえ:訳
<リーダーは雌オオカミ>
アメリカ最北東部メイン州の森や原野を、著者がオオカミを追って旅し、ドキュメントした作品です。1923年出版の『Mother Nature: A Study of Animal Life and Death』第4章のほぼすべてを日本語に訳しました。
第2回はオオカミのパック(集団)の話です。集団にはたいていリーダーとなる者が存在します。オオカミは季節によって5〜15頭の集団を形成しますが、そこでリーダーとなるのは誰なのでしょう。リーダーシップの取り方を知っているのは誰か。一説ではオオカミの集団にはアルファからオメガに至る序列がある、と言われています。その真偽は?
もくじ
ハイイロオオカミを追って
リーダーは雌オオカミ
狩りとテーブルマナー
野生の礼儀は理にかなっている
オオカミが羊を襲うとき
オオカミの仲間意識
音楽家と音楽業界を後押ししたスペシャリストたち❹
シカゴのブロードキャスター、ブルース・ダフィーが聞く
ポール・フロム(個人音楽財団パトロン)
だいこくかずえ:訳
このシリーズでは、レコード・プロデューサー、音楽出版者、パトロンなど音楽業界の5人のスペシャリストのインタビューを紹介していきます。
第4回はパトロンのポール・フロムです。パトロン? 日本では聞き慣れない呼び名です。言葉の意味としては後援者といったところで、フロムは自分の名を冠したフロム音楽財団を通して、アメリカの作曲家に作品を委嘱しつづけました。つまり若い作曲家が世に出る機会を提供したのです。子どもの頃から音楽に親しんだフロムは、1938年、ナチスに追われてアメリカにやって来ました。実家はドイツのワイン商で、彼自身シカゴにワイン会社を設立しています。
今月のピックアップ | Choice of the Month
有害なお客・アジャンタラ、生まれる 他
エイモス・チュツオーラ
だいこくかずえ:訳
旧サイトから毎月一つ、作品を選んで紹介しています。4月のピックアップは、ナイジェリアの作家エイモス・チュツオーラの『Yoruba Folktales』から。なんとも奇妙な話とその語り口に特徴があります。英語のオリジナルの方で読んでいただくのもいいかなと思います。
Original English: Ajantala, The Noxious Guest, Is Born
□ happano journal 活動日誌
4.9/20 きっと未来につながる、ライブストリーミングの活況(1)
4.24/20 きっと未来につながる、ライブストリーミングの活況(2)
3月、4月と外出規制がつづく中、欧米を中心に(その後日本でも)たくさんの劇場やカンパニー、演奏家などが、ネット上で、無料で作品を公開しています。無観客コンサート、リモートによる合奏や合唱、教会のミサ、自宅コンサート、バレエやオペラのアーカイブ映像、アーティストのトークなど、ありとあらゆるものが出ていて、第一級の作品から初演作品まで実に豊富なラインアップです。個人のアーティストもそうですが、劇場やカンパニーも大きな負債を負っているそうです。そんな状況下で直接の利益なしの作品公開。この機会に視聴したたくさんの人々に、豊かで大きなものを残しているのではないでしょうか。
トップの写真:leafminer(葉っぱの坑夫/日本語では絵描き虫というそうです)
Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org