H a p p a n o U p d a t e s - No.262
□【新世代作家が描く小説のいま】From Africa!!!
0. スミマセン(巻頭エッセイ) ニイ・パークス(ガーナ/イギリス)
1. 娘たちよ、われらの手で エケミニ・ピウス(ナイジェリア)
日本とアフリカ、実はとても関係が深いことが今回わかりました。少なくとも、アフリカ側から見たときは。
日本から見ると、地理的に遠いし、心理的にも他の地域より(南米や中東と比べても)アフリカは距離がある気がしていました。でもアフリカの人たちは、1970年代以降、日本の製品や文化に日常的にふれ、大きな影響を受けてきたのです。
中でも今回作品を紹介する新世代作家たちが、日本の武術やアニメから様々なことを学んで、それを作品制作にまで取り入れてきたことは、ちょっとした驚きでした。
巻頭エッセイの「スミマセン」はそのあたりのことを詳しく紹介しています。(書いてくれたのは、今回キュレーターを務めてくれたニイ・パークス)
短編小説「娘たちよ、われらの手で」は、(空想的な異世界を描いた)スペキュレイティブ・フィクションです。アフリカの物語であると同時に、地球上に住む全女性の関心につながる物語でもあります。それを書いたのが若手の男性作家だというところも、今の時代を反映している気がします。
□ 最近思ったこと、考えたこと(happano journal)
05.11/24 ニペルナーティ出版後日談(お孫さんは人違い? 著者の生家、海外アマゾンの販売)
『トーマス・ニペルナーティ』の著者アウグス・ガイリの孫娘にあたる人とその後もメール交換が続いています。献本の話以外に、いまはガイリ一家のファミリーヒストリーに話が及んでいて(これについてはまたの機会に)。
5.21/24 まもなくnoteでスタート! 【新世代作家が描く小説のいま】 From Africa!!! 第1回作品は、ナイジェリアから
昨年12月に企画がスタートした翻訳プロジェクト、やっと連載スタートに漕ぎ着けました。半年かかったんですね。そんなに日がたったのかという感じですが。どのようにプロジェクトが始まったのか、選出した作家たちのこと、彼らが第二言語である英語で作品を書くことについて、など書いています。
Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org