H a p p a n o U p d a t e s - No.211

動物たちの外科手術(2) 
ウィリアム・J・ロング著『クマさんの小さな弟分』より 
チャールズ・コープランド:絵 だいこくかずえ:訳

long_brother_zpage226のコピー

<ハタネズミ(マスクラット)の外科手術>

野生動物は怪我を負ったとき、どうするのでしょう。たとえば罠に捉えられ自分で足を噛み切ったとき、あるいは銃弾を受けたとき、患部にどのような処置をするのか。まず足を噛み切ること自体が、一つの「外科手術」と言えます。全身に影響が及ばないように、という判断から自ら切断するからです。著者ロングは、自分の観察の経験に加えて、友だちのインディアンや猟師たちの話から、動物の治療行為を考察しています。

クラシックの変わり種、マイナー楽器の奏者たち(5)
シカゴのブロードキャスター、ブルース・ダフィーが聞く
オスカー・ギリア(ギター奏者)
だいこくかずえ 訳

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オスカー・ギリアはイタリア出身のギター奏者、1938年生まれ。世界的な演奏家であると同時に、長らく後進の指導にも当たってきました。わたしの見るところ、大変なdeep thinkerで、たとえばこんなことを言っています。「芸術的な体験というのは、人々に自分自身を愛するチャンスを与えることなんだ」 いかがでしょう。何かに感動し心を委ねることは、その人が自分を愛することだというわけです。

ここで話された話題 [マスタークラスとコンサートの共通点/音楽とは何か、わからない/演奏や楽曲理解の意味/セゴビア/今の学生について/演奏家こそが重要な楽器]

今月のピックアップ | Choice of the Month
HAIKU、俳句、ハイク<森、川、雲、月、雨。ミズーリ州の自然をうたう
ジョン・サンドバック
だいこくかずえ:訳
写真:Timothy K Hamilton

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旧サイトから毎月一つ、作品を選んで紹介しています。12月のピックアップ作家は、占星術師にして俳句詩人のジョン・サンドバック。『ステップ・イントゥ・スカイ』からの抜粋です。

ジョン・サンドバック | John Sandbach

生後18ヶ月のとき、サンフランシスコからミズーリに移り住む。子ども時代にはピアノを弾くことが何よりも好きで、特にバッハの音楽に惹かれた。ミズーリ大学で美術史を専攻。占星術やカラー・セラピーなどの著書が複数あり、プロフェッショナルとして占星術やセラピーの仕事をしている。詩を読み、書くことを愛し、中でも日本の詩に惹かれている。

[ English ] Haiku collection (3) John Sandbach
Woods, rivers, clouds....the natural wonders of Missouri

happano journal 活動日誌
11.29/19 ミス、偶然性、予測不可能(補足)
12.14/19 写真、映像、音楽:ドキュメントのいま(1)

デザインツールのアドビが最近、写真や動画のディープフェイク対策に取り組むと発表したことをきっかけに、ドキュメントとは何か、改めて考えてみました。

絵本制作日誌2020

去年出版した絵本『ワニ戦争』の第2弾として、『フラミンゴのあしはなぜ赤い』を制作中です。こちらもオラシオ・キローガの『南米ジャングル童話集』からの絵本化作品で、絵はミヤギユカリ、テキストはだいこくかずえ 、デザインは角谷慶です。その制作過程をときどき綴っています。

◇ 2020絵本企画進行中!
◇ オンデマンド印刷でカラー絵本を!
◇ 絵本のコトバは、何語?

MUMUフォントのこと

トップページの一部と今月の「Choice of the Month」(英語ページ)で、MUMUフォントという欧文フォントを使用しています。Shibuya Font(渋谷区内の障がいのある人とデザイン学生が制作したフォント)の中から選んだフォントで、11月末から使い始めています。

Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org

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