わがやのCOVID-19狂騒曲 その3

さて、末っ子の陽性確定ではじまった療養期間&健康観察期間。
まずは隔離が原則、ということで末っ子を和室に隔離。
とはいってもまだ3歳の末っ子の行動が読めないこともあるので、上2人もそれぞれの部屋に逆隔離。(…があとでわかったことだけれど感染対策意識の低い夫の采配と上の子のことが大好きすぎる真ん中が上の子の部屋に出入りしていたらしくこれがのちの悲劇につながる)
末っ子の世話は私が、上2人の世話は夫で分担。
末っ子以外は全員不織布マスク着用。(普段はマスクでも平気な末っ子だが高熱のためかマスクを嫌がり呼吸も苦しそうなので断念)
パンツマンの末っ子だが、消毒等の手間を考えてうんち以外はおむつで。
共用部分を使用したらその都度アルコールで消毒。
飲食は紙コップと紙皿、使い捨てカトラリーで対応。ゴミはすべて和室にためる方式。

寝るときは末っ子を和室に寝かせてわたしは隣のリビングで横になることにした。…が末っ子は私の姿が見えないと泣く。せめて頭の位置を逆さにと思っていたが顔が見えないといやだ、と泣き、結局和室とリビングの仕切りの引き戸を少し開けて顔が見える形で横になることにした。顔か見えるどころか抱っこしてくれないなら手を握れといわれ結局手をつないだ。
…全然隔離じゃないし。

麻しんほどではないだろうけど、「空気感染はしません」がうたい文句だったはずのコロナがどうやらそうでもないらしいということがわかってきた今日この頃、隔離しきれない幼児が一番手だったときの家族間の感染拡大は防ぎきれない、と思う。
泣いても喚かれてもチャイルドシートなしでは絶対に車を動かさないけれど、高熱と腹痛でぎゃんぎゃん泣きつづける幼児をひとりで隔離しつづけるのは無理だった。
まぁもう一緒に車に乗って小児科いっちゃったしな、と「もう陽性でいいや」とシフトチェンジした。
それが正しかったのかどうかはわからないけれど、少し抱っこすれば末っ子は落ち着いたし、とんとんすればよく寝たし、「おかあさん、おかあさん」と泣き続ける声を聞き続ける方がもうどうにかなりそうだったのだから仕方ない。

月曜日の朝目を覚ました時、のどに蜘蛛の巣が貼りついたような嫌な感覚があった。なんとなく頭も痛い気がする。

予想通り逃げ切れなかった。
「陽性でした」というナースの声を聞きながら「これで思う存分抱っこしてやれるな」と思った。

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