見出し画像

第三回モナコイン半減期

まずは半減期おめでとうございます。
2023年11月4日8時ごろモナコインは半減期を迎えました。

https://blockbook.electrum-mona.org/block/3153600


■半減期についておさらい

半減期とはマイニング報酬が半分になることです。
モナコインは三年周期であらかじめ設定されています。
日付が決まらないのはブロックの番号で設定されていてその番号のブロックがいつマイニングされるかはマイニングするスピードによって変わってしまうからです。

モナコインは2014年には50枚(一日48000枚)マイニングできましたが
2017年には25枚(一日24000枚)に減りました。
2020年には12.5枚(一日12000枚)になり、今回2023年には6.25枚(一日6000枚)となりました。

次の半減期は2026年ごろに3.125枚(一日3000枚)になります。

■半減期でどうなるの?

影響するのはマイナーだけです。
価格もあがらず、同じ電力でマイニングできる数量が半分になるのでマイナーからすれば死活問題でしょう。
電気代が無料ならよいですがそんなはずはありません。

マイナーが価格に応じてハッシュレートを半分に落とす可能性があるので
今回の半減期でマイナーが撤退したら送金遅延など一時的に問題が発生するかもしれません。価格が倍になるかハッシュレートが半分になるかどちらかで調整されるはずです。

モナコインの総発行数量は1億512万枚です。
既に約9200万枚発行されていて87.5%は利用者の手にあります。
残りの12.5%の供給が絞られるという話です。
需要が多いなら供給はマイニングからだけですのでそれが半分になるので価格に影響がでますが、需要がないのであれば何も影響はありません。

一日にマイニングされる金額は日本円で80万円程度でしたがそれが今回の半減期で40万円程度になるということです。すでにマイニングからの売り圧はあってないようなもので供給のインパクトはマイニングというよりは利用者からのほうが多いのではないかと思います。
モナコインの価格は低いので半減期によるマイニングの影響はほぼないでしょう。

■モナカード

お祝い事の時はモナカードをチェックしましょう
今回の半減期も記念モナカードが出ています


■前回

前回は2020年9月に半減期があり約二年後にハッシュレートが半分になりそれが定常的になった。(一年後のは中国国外脱出なので別要因)
2022年5月近辺は価格が半分になったことも原因かもしれない。
半減期で量も価格も半分なのでマイナーからすれば1/4。
今の価格を維持できていればハッシュレートは減らないのかもしれない。


■マイニング原価

現状のハッシュレートの場合にASICで掘ったときの原価計算

2023年の日本の電気代は大体30円/kWh

13GH/s 1100W 30円/kWh
一年で掘れるモナ約250MONA
一年のコスト約29万円
1モナあたり1160円

13GH/s 1100W 2円/kWh
一年で掘れるモナ約250MONA
一年のコスト約1.9万円
1モナあたり76円

電気代が2円/kWh以下なら利益が出る水準