#50 「経営理念」「ミッション」はいらない!?「いい会社」の定義をみんなで考える
みなさんの会社には「ミッション」「経営理念」などがあると思います。
私はずいぶん悩んでつくりました。
悩んで悩んでつくったのが…
「人と自然がつながるモノと場所をふやす」
です。
当社が取り入れている指示ゼロ経営。私はいま、社内のほとんどの意思決定を社員にゆだねています。
その時の判断基準が…
「ミッションからずれないこと」
だけです。
勿論、会社は「お金」もついてまわりますので、お金が出入りも重要な指標の一つになりますが、それでも、やはり、ミッションからずれないこと…が基本です。
いくら儲かる仕事でも、ミッションからずれていたらやらないですし、儲からなくても、ミッションにつながり、長期的にみると利益になるだろうことは、行ったりします。
さてさて…ミッションとか経営理念ですが、ある書籍では「社員10名以下や創業5年以内の会社には必要ない」というようなことが書かれていました。
(細かいことは忘れましたが、まぁ、創業間もなく、社員も少ない場合は必要ない…と言う意味ですね)
私は、これに同意します。
ミッションとか経営理念は、旗印のようなものですから、みんなを巻き込んでいきたい!と思ったときに、言語化すればいいと思っています。
実際、言語化していても、形骸化している会社も少なくないですから、ミッションや経営理念を日々落とし込まないのであれば、極端な話「いらない」のかもしれません。
また、ミッションや経営理念は、抽象度が高い。
高すぎる…と言ってもいいと思います。
なので、当社のように「ミッションからズレなければ…」と言っても、その判断基準は難しいと思います。
そこで登場するのが「いい会社の基準」です。
そして、指示ゼロ経営をしていくために、「いい会社の基準」をみんなで決めよう!ということを、おすすめしています。
ミッションや経営理念は、別途あっていいと思います。
先代から引き継いでいる会社もあるでしょう。
それはそれとして、みんなで
「うちのミッション(経営理念)は〇〇だよね。
それを軸として、みんなにとって「いい会社」ってどんな会社だろうか?」
と、問いかけてみます。
その時のポイントが3つ。
3方向からの「いい会社」を考えてみます。
①会社にとっていい会社
②働く人にとっていい会社
③地域社会にとっていい会社
この3つをそれぞれ、ワイガヤでたくさん出していきます。
全然、自己中な考えでOKです。
特に②は、もう好き勝手に言えばいいと思います。
全部出し終えたら、①②③の交わるところを探します。
そして、言語化します。
この作業をできれば全社員でやります。
そうすると、全社員がイメージする「いい会社像」が出来上がります。
もし、数十人、数百人いる会社であれば、部門ごとやチームごとに
「いい〇〇部、いいチームってなんだろう?」
と、自分たちが決められる範囲で考えてみるといいですね。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
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