#58 「権限移譲ができない…」3つの理由と解決法とは？

「指示命令しなくて、社員がチームメンバーが自ら動く！そんなチーム理想だけど、なかなか権限移譲が難しい…」

とお悩みの経営者さん、リーダーさんって多いですよね。

権限移譲ができない理由は色々あると思いますが、大きく3つの理由があると思います。

①社員の仕事っぷりを信頼できない

②自分がやったほうが早くうまくできると思っている

③社員、部下に負担をかけたくない

では、一つずつ見ていきましょう

①社員の仕事っぷりを信頼できない

「信頼はしてるつもりだけど、どこまで任せていいのか不安なんですよ…」

という声はよくあります。

このことだけで1～2時間のセミナーはできるくらい深い内容ですが(;^_^A、解消法を簡単に説明すると…

段階を追って、依頼する→任せるを繰り返す…ということです。

子どもに料理ができるようにしたい場合をイメージしてください。

いきなり「ほら、好きに料理作ってみなさい」と言ったって、できるようにはなりませんよね。

まずは、包丁の持ち方を教え、手を添えながら、切り方を教え、次に自分ひとりでやらせます。

色んな切り方を教えたり、炒め方や焼き方、味付けの仕方を教えます。

一緒に料理をしながら

「今日は〇〇を任せようかな。教えた手順でやってみて、できたら味見させて」

と言って、あとは、手を出しません。

ここで、口や手を出すと、モチベーションダダ下がりです(笑)。

ここまできたら、信じて任せる。

その人がいま、どこまでなら、自分でできるのか？を見極めて任せていきます。

これを段階を踏んで順番にやっていきます。

イメージできましたか？

②自分がやったほうが早くうまくできると思っている

先ほどの料理同様、そりゃ、自分でやったほうが早くうまくできるに決まっています。

だからと言って、ずっと子どもに料理をさせなければ、いつまでたっても、料理ができるようになりません。

時間はかかったとして、まずは一緒にやってみる、教える、そして見守る…。

地味ですがこの繰り返しです。

自分ができる自慢や証明をしなくても、社員や部下はちゃんと分かっています。

安心して教えましょう。

③社員、部下に負担をかけたくない

これ…結構一番多いかもしれません。

多くの社員さんは、できるだけ早く帰りたい…と思っていると思います。

しかし…

あまりにも、相手をおもんぱかりすぎて、相手の立場になりすぎて、

「自分さえがんばれば…」

と、自己犠牲していませんか？

とある会社で、社長さんがいつも「時間がない」と言っていました。

「では、みんなで考えてもらいましょう」

とパートさん数名に

「どうしたら社長の時間ができると思う？」

とアイデアを出してもらったとき

「もっと私たちを信頼して、任せてほしい」

という声が出ました。

社長さんは「みんなに負担をかけたくない…」と、社長でなくてもいい仕事まで背負っていたんですね…。

それなのに、パートさんは「私たちは信頼されていない…」と少々憤慨した様子でした。

もう、ここまで来ると笑い話のようですが、こんなことが実際どこでも起きています。

「助けて。どうしたらいいか協力してほしい、アイデアを出して欲しい」

この一言で、人が育つかもしれませんよ。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪

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