#44 「自分たちで決められない社員」に悩んでいませんか?
「そんなことくらい自分で考えて動いてくれよ…」
なんて、心の中で思っている経営者さんリーダーさん、いますよね。
自分たちで動く社員に育ってもらうためには、色んな方法や仕組みが必要ですが、今日はその中でも結構大事だけど、見落とされがちなことを一つお伝えします。
『社長の仕事は意思決定』
というのは、少し前の時代のこと…かもしれません。
勿論重要な局面での最終意思決定は社長かもしれませんが、現場レベルの意思決定は現場で行い、どんどんPDSAを回していってもらいたいものですね。
※PDCAではなくPDSA…また、そのうち説明します(笑)
現場で意思決定ができない理由、結局社長が意思決定をしなければならない仕組みになっている理由の一つが…
情報の質と量
の問題です。
社長が持っている情報の質と量が圧倒的に多いので、結果的に社長の判断・指示を仰ぐことになってしまうのです。
なので、社員が自分たちで動くためには、情報共有が胆(きも)になります。
指示ゼロ界隈では【情報の見える化】と言っています。
「そんなことは大体感覚で分かるだろう」
「開示はしてあるから、自分でファイルを開けば見られる」
と言う方もいますが、意思決定の判断情報をみんなが把握・理解でき、それにより現場レベルで意思決定ができて初めて【見える化】ができているといえます。
なので
「みんながいつでも見られるようにしている」
と言いながら
「見ているかどうかは分からないけど…」
というのは【見える化】とは言わないわけです。
「嫌でもみんなが見るように工夫する」ことも【見える化】のポイントです。
そして、【見え方】も見やすく工夫します。
例えば、文字の羅列ではなく「表にする」とか「グラフにする」とか、場合によってはイラストにする方がいい場合もあるかもしれません。
更に言うと、なんでもかんでも見える化するのではなく、意思決定に必要な情報を見える化する工夫をしてみてください。
そして、「こうなったら、こうする」というルールを予め決めておくのです。
「在庫がこの量になったら(赤線の位置まできたら)、発注する」
「目標数値が、〇日までに到達していなかったら、〇〇をやる(キャンペーンをやるとか、イベントやるとか)」
などと、意思決定のために必要な情報をできる限り工夫して、見える化すると「自分たちで決める」ことができるようになっていきますよ。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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