#95 先が読めない時代、みんなの知恵を出し合い、いい会社をつくる方法
先日、日本の出生数が過去最低となっていると報道が出ました。
結婚しても「子供を産むべき」という人はどんどん減っているそうです。
「少子高齢化」と言われていますが、どうも、その速度が加速しそうです。
日本では、2008年までは人口が増え続けてきました。
鎌倉時代は750万人
江戸時代は1200万人
明治時代は3300万人
終戦の年は7200万人
そして2008年に1億2千808万人のピークを迎えました。
2022年10月の時点での日本の人口は1億2592万人。
商売、ビジネスは、人口増加とう前提の中で行われていましたが、この前提が14~5年前から崩れています。
さらに、ただ人口が減っているだけでなく、「少子高齢化」です。
75歳以上の人口の割合が0~14歳人口を上回っています。
こんな世の中で、未来を予測することはとても難しい…。
社長さんは勉強家です。
様々なセミナーに参加し、本を読み、先人から学び…天性の勘もあるでしょうし、とにかくパワフルです。
しかし、社長一人の意思決定でこの先、会社をよくしていくというのは、さらに困難になることは目に見えています。
では、どうするか…
意思決定をすべて社長一人でするのではなく、社員も意思決定ができるような場づくりをしていくのです。
意思決定をするためには、様々なものが必要です。
①意思決定をしていいよという環境づくり
多くの社員は、どこまで自分で判断していいか分からないので、結果指示待ちになってしまいます。
或いは、いちいち、「これどうしましょう?」と聞きに来ます。
まずは、「この範囲は自分たちで意思決定していいんだよ」と伝えることから始めます。
②課題を見つける「目力」を付ける
指示ゼロ経営は「自分たちで課題をみつけ…」という所から始まります。
しかしこれがなかなか難しい。
課題はどうしても不満と捉えられたり、課題を見つけた人が責任を負わされ、課題解決をしなくてはならない状況になってしまったりするため、課題を見つけることに対して、ネガティブになっています。
自分たちで会社をよくしていきたい!と思うからこそ、課題を見つけて、改善していこうと思うわけです。
なので、課題を見つける目力はとても重要です。
社長はちょっと目力強すぎかもしれませんが…(笑)。
③小さなことから「自分たちで決める」体験をしてもらう
いきなり会社の未来を意思決定しろと言われても、できないし、任せる方も怖いです(笑)。
なので、まずは、「必要な備品をみんなで考えよう」とか「出社時の挨拶のルールを決めよう」など、会社の未来への影響が小さなものから始めていきます。
小さなことから「自分たちで決める」という体験をしてもらうのです。
自分たちで決めることになれてきたら、決める範囲を徐々に広げていけばいいのです。
④意思決定に必要な情報を見える化する
社長はなぜ社内で一番最適な意思決定ができるのか?
それは、一番情報を持っているからです。
情報がなければ(少なければ)、意思決定の精度が落ちます。
必要な情報は見える化し、情報の取り扱い方(見方、分析の仕方)を学んでもらい、意思決定の精度を上げていきます。
⑤知恵を出し合う
「3人寄れば文殊の知恵」です。
一人で考えていても、なかなかいいアイデアが出ない…しかし、誰かのひと言で話が広がり、「それいいね!」が生まれます。
情報が多い時代、先が読めない時代…それぞれが持っている思考の志向も違いますから、それを活用するのです。
アイデアを出し合うことになれてくると、会社はどんどんよくなっていきます。
いかがでしょうか?
これからますます先が読めない時代になっていきます。
今までは、優秀な社長、リーダーさんの鶴の一声で決めていたことが誤った方向に会社を向かせることになりかねません。
一人ひとりの知恵を出し合い、協力し合い、助け合い、みんなでいい会社をつくる…
これからは、こんな時代になっていきます。
社長さんの悩みの中で「孤独」というものがありますが、指示ゼロ経営を進めていくと、社長さんの孤独感も軽減されると思いますよ♪
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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