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#113 10倍速で『未来の自分』になる方法

「指示ゼロ経営」を実践する上で、チームが自主的に動くために必要なもの…それは “ビジョン” です。
目指す未来がぼんやりしていると、人は迷い、目の前の仕事をこなすだけになりがち。でも、未来の自分やチームの姿がはっきりと見えていれば、そこに向かって自然と動き出します。
そんな「ビジョンの力」を科学的に解説し、実現する方法を教えてくれるのが 『10倍速で「未来の自分」になる方法』 
組織心理学者であるベンジャミン・ハーディ博士が、心理学、神経科学、現代物理学の最新研究に基づき、「未来の自分」を科学的に理解し、実現する方法を解説した本です。
今回は、こちらの書籍の紹介を含め、指示ゼロ経営でビジョンがいかに重要なのか?についてお話をしていきます。



指示ゼロ経営と「ビジョン」の関係性🤝

指示ゼロ経営では、上司やリーダーが細かく指示をしなくても、 メンバーが自ら考え、動くチーム をつくります。そのためには、以下の3つの要素が欠かせません。

ビジョン(未来の方向性) → どこに向かうのか?
価値観(行動の軸) → どうやって進むのか?
環境(心理的安全性) → 自由に動ける場があるか?

この本では、特に 「ビジョン」 の持つ力について深く解説されています。 「未来の自分が現在を決める」 という考え方は、指示ゼロ経営にも通じる部分が多く、すぐにでも実践したくなる内容でした💡✨



「未来の自分」を描くことの重要性🔥

本書では、 「過去の自分が今を決めるのではなく、未来の自分が今の行動を決める」 という考え方がベースになっています。

これは、アドラー心理学の 目的論 にも通じるものがあります。人は、過去の出来事に影響されるのではなく、 「どんな未来をつくりたいか?」によって、今の行動を変えられる のです。

この視点を取り入れると、ビジョンを描くことの大切さがより明確になります。例えば、

「うちのチームは主体性がない」

「チームメンバーが未来のビジョンを共有できていないのかもしれない」

こう考えると、指示ゼロ経営に必要なのは「やる気を出させる方法」ではなく、 「どんな未来を描くか?」を明確にすること だと分かります。



この本から学んだ「ビジョンを実現する7つのステップ」📌

本書では、未来のビジョンを描き、それを実現するための7つのステップが紹介されています。特に指示ゼロ経営と相性がいいポイントを3つ紹介します👇

1. 未来を具体的に描く ✨

「チームの未来はこうなっている」と言えるくらい、 具体的なビジョンを描く ことが大切。

✔ 「メンバーが主体的にアイデアを出し合い、自由に動くチーム」
✔ 「お客様から『この会社と一緒に仕事ができて嬉しい!』と言われる組織」

未来を描けば、その実現に向けて 「今、何をすべきか?」 が自然と見えてきます。


2. 目標を小さく分けて実行する 🏃‍♂️💨

「10年後に指示ゼロ経営を実現する!」と意気込んでも、最初の一歩が見えないと動けません。

✔ 「まずは、会議でメンバーの意見を引き出す時間を増やす」
✔ 「次の3か月で、心理的安全性を高める1on1を実施する」

このように、 目標を短期的な行動に落とし込むこと が重要です。


3. 「不完全でも進む」ことを優先する 🚀

指示ゼロ経営を導入しようとしても、「まだうまくいかないから…」と躊躇することがあります。でも、本書では 「不完全でもいいから進め!」 と強調されています。

✔ 100%完璧を求めず、まずは小さく実践してみる。
✔ うまくいかなかったら、その都度調整する。

この考え方は、 PDSAサイクル(Plan-Do-Study-Adjust) の考え方にも通じますね💡



まとめ:ビジョンがあると人も組織も成長する

指示ゼロ経営を実現するためには、メンバー一人ひとりが「未来の自分」を明確に描けることが重要 です。

そして、未来の自分を描くことで、現在の行動が変わり、 主体的に動く組織 が生まれます。

今回紹介した 『10倍速で「未来の自分」になる方法』 は、そのプロセスを具体的に教えてくれる素晴らしい本でした📚✨

「指示ゼロ経営に興味がある」「チームの主体性を高めたい」と思っている方には、ぜひ読んでほしい一冊です!



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