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時国
2019年1月22日 02:02
お前の目はこちらに向くことはない。砂利とクレーターだけの冷たい月の上でも。小さく蠢く命が豊かに咲き乱れるこの星の空でも。額のカケラと同じくらい細められた目にはせいぜいヒトツしか映せない。映す気が、な い。でも、なんでだろう。ボクはそれを 知っている気がするんだ。「…ここで寝んなっつってんだろが」偉大な俺様の生活圏にみじんこみてぇなこの野郎の生活は優雅に馴染むとは言