見出し画像

人生の宿題Part2

ここにこれまでの自分が崩壊したことをご報告いたします。


こんにちは、はづきです。
エンパサイザー試験をきっかけに出された「宿題」。
見事にボツを食らいました!
厳密にはボツではないんだけど、納得の結果です。

こんなこと言うのもなんですが、私、勉強はできるんですよ。
けっこう優秀な方でした。
一夜漬けでもそれなりの点数をたたき出します。
だから、試験に落ちるとかあんまり経験がなくて、それなりにはショックでしたよ。
なんでもそつなくこなすし、持って生まれたスペックは高い方だと思います。

私に足りないもの、それは、やる気です!気持ちです!どやっ!


だって、自分が欲しいものは、手に入らないもの。


さて、出された宿題は「コーチングについて調べてね」。
それなりに調べましたよ、それなりに。
でもね、これじゃあとってつけだな、って感覚はあったんです。
どこが足りないか、って言ったら、やっぱ気持ちの部分です。
自分と一体化している感覚はなかった。
要は、「点数がとれる文章」です。
じゃあ提出するなよ、って話ですが、点数が取れたらいいじゃないですか。
合格すれば、50点だって100点だって一緒です。
だから足りないのは、「100点に近づけよう」とする気持ちです。


ということで、再度取り組み始めました。
前回、コーチングとは何か、目的、対象、手法、カウンセリングやエンパシーとの違い、みたいな部分はだいたいひととおり目を通しました。

なんとなく流し見したページでひとつ、大きな発見があったんです。

私には、自分がない

コーチングって、目標に向かっての伴走です。
つまり、目標を持った伴走する相手がいて成り立つもの。
当たり前なようですが、私の中で当たり前じゃないことに気が付いたんです。

自分という主体性

自分が何か勉強しよう、講座をうけようと思った時に、どんなことを想像しながら探したり読んだりしますか?
多分、自分が受けている姿を想像したり、受けた後に変わった自分を想像しながら読むと思うんですよね。
これ、私には全くない視点でした。

「口コミがいいから」
「内容がいいから」
「コンプリート出来そうだから」
「講師に投資したい」
そういう理由でこれまで受けてきたんです。
そこに、「自分が受けて、自分がどうなるんだ」という衝動はなかった。
協会の育成講座ですら、きっかけは同じでした。

今回、ほんとに初めてと言っていいぐらい、「自分が」という視点で読み進めたんです。

コーチングは質問が命・・・私は、質問を責められていると思う
コーチングは体験を積み重ねる・・・私は成功体験が積みあがらない
コーチングは枠を取っ払う・・・私は、その中でしか生きられないと決めている
コーチングは、講師と対等な関係・・・私は、相手との対等という意識がそもそもない
コーチングは、自己肯定感を引き上げる・・・自己肯定感が低いどころか存在しないので、引き上げるものがない

これが、素直に感じたことです。
愕然としました。
自分の存在がないところに、何かが積み上がるわけがない。
私が、こんなに「ない」の世界観で生きているなんて。
これまでいろんなことをして、自分のスペースを広げてきたはずなのに、まだ足りないんだ・・・

内在の反映


もうひとつの宿題が、夢分析。

夢に出てくるすべてのものは、自分。
人物だけじゃなくて、木も空気も、全部。
その一つ一つに、エンパシーを向けてみてね。

へーそうなんだー。
しかし困ったことに、最近夢を見ない。
見ても覚えてない。
ほんとは今見た夢がいいって言ってたけど見ないから過去の夢にエンパシーを向けてみます。

<5歳の時に見た夢>
幼稚園の先生が包丁持って追いかけてくる夢
・私→恐怖のほかに、追いかけてほしい、かまってほしい気持ちもある
・先生→つらい、悲しい
・園バス→外から見えないように守っている

<小学生~中学生の時に繰り返し見た夢>
団地の一室が火の海で、その中を誰かに追われている
・私→見つけてほしい
・追いかけてくる人影→助けようとしている
・炎→こんな家燃えてしまえ!

<つい数年前繰り返し見た夢>
共用のトイレを使っている夢(思い出すだけでちょっと吐きそう)
・私→こんなはずじゃない、でもこれが当然
・つるつるの木の壁→汚いものを見せたくない
・足元の汚水→みんな飲み込んでやる!

・・・・とこんな感じです。
内在の反映のことを聞いて、最初にエンパシーを向けたのは5歳の時の夢でした。
私、追いかけてほしかったんです。かまってほしかったんです。
大好きな先生が包丁持って追いかけてくるとか、なんでだろう、前の先生じゃないのに(その前の年の先生は棒持ってた)って。
すごい腑に落ちたんですよね。

場面は違うけど、家の中から壊す、とか、追いかけられる、というシチュエーションの夢ってすごく多くて、しかも記憶に残っている。
こんな家(家庭)、壊れてしまえ、燃えてしまえと思っていた。
でも、かまってほしかった。
しかも、隠そうとしている、自分の本当の姿を見られることに恐怖があった。

そんな過去の私が、とてもとても、いとおしくて、ほんとがんばって生きてきたんだなって、気持ちになれたんです。

愛着の器

もうひとつ、時期を同じくして取り組んでいるのが、「ママコミュ講座」。
生きづらさを抱えている子供を育てるママコミュニティの運営に参加していて、そこで不定期だけどミニ講座を行っています。
今回のテーマは、

「愛着障害」

発達障害だのHSPだの毒親だの、出てきてはブームを巻き起こすこの言葉たち。「これは私のことだ!」といちいち反応してきましたが、いちばんしっくりと私を説明しているのがこの「愛着障害」でした。
もちろんひどい虐待を受けたわけでもありません。
両親ともに健在です。
それでも、愛着の部分で満たされない、心の器がうまく育たないことがあると知れたことで救われた気持ちになりました。

例えば、
心の状態が、マイナスをゼロに戻すのがカウンセリング
ゼロの状態から、環境に合うように導くのがティーチング
自分に芽生えたイチを、2以上に持っていくのがコーチングやコンサルティング
だとしたら。

私のような、マイナスにもゼロにもイチにも当てはまらない人はどうしたらいいんだろう。

おそらく、こういう人たちををカバーできるのが、エンパシ―なんだと思います。
ただ自分にあるものに共感を向ける。
自分の心を守るためにつけてきた鎧を、共感で溶かしていく。
満たされなかった心を共感で満たし、心の器を育てていく。

私が居ていいか、生きていいかどうかは、人か評価することだと思っていました。
人の欲しい答えを提示してきました。
質問されることは「足りない」と評価されることでした。
相手の顔色を深読みしすぎてわからないから、自分が間違っている前提にしていました。
自分の感情は評価の邪魔でしかなかった、だから蓋をしました。
人が自分から離れるのは、自分に価値がないから。

今ある思考回路は、心を守るために獲得してきた鎧なんです


私に必要なのは、評価でもねぎらいでもなく、共感だった。
悲しかったんだね、怒ってたんだね。
かまってほしかったんだね、抱きしめてほしかったんだね、寄り添ってほしかったんだね。

人が自分から離れていくのはしょうがない、自分好かれるわけないし、メリットがなければ当たり前。
ほんとはね、別れはつらい、悲しい、引き裂かれる。
そんな気持ちを持ちたくないから、長くかかわらないように、深くかかわらないようにしてきた。
本当は誰よりも、人とのつながりに渇望している。
でもどうしていいかわからないんだ。
だって、必ずお別れが来るから。

浅い共感が自分のスタイルだと思ってきたけど、本当は、深くつながるのが怖かっただけ。
そんな自分を見たくなかっただけだった。



とまあ、こんな感じで自分像がガラガラと音を立てて崩れ落ちたわけです。



在ることを認める

さて、話を戻します(どこに??)
主体が自分となったら、何が変化したか。

コーチングの同じ文章を読んでも捉え方が変わりました。
「自分の姿を想像できる」ようになったんですね。

しかも、格安でコーチングが受けられる話まで来たので、飛びついてみました。

グループコーチングで、まだ一回しか受けていないんですが、
話を聞いていて「あ、これ、全部やってきたわ」って思ったんです。
以前だったら、その感想を持って、おしまい。
今回は、自然に「経験=自信」につながったのです。
自分の経験すら、自分のものではない、周りの人のおかげだけと信じ続けてきたので、この感覚は初体験でした(まじで)。

エンパシーを、私を、自分の言葉で話せるようになった気がします。
もちろん、私の中身を作っているのはエンパシ―ばかりじゃありません。でも、エンパシーが私と周囲の橋渡しをしてくれています。
何とも誰ともけんかしない、むしろ高めてくれるのが、共感のいいところです。

そういえば、昨日、夢を見ました。
ある男性が、めっちゃ笑顔でカピカピになった山盛りミニトマトを売っている夢。
エンパシーを向けてみます。
・男性→自信をもって勧めている
・トマト→こんなんなっても自分トマトだし
・通りすがりの女性→楽しければいいのよ

だそうです。


私が欲しかったもの。
手に入らないと思っていたもの。
それは、無条件の存在の肯定。


「そのまんま、居ていいよ、と言ってほしい。たとえ価値がなくても」



(合格、ほしい・・・)



エンパシーセッション
エンパシ―を向けてお話をお聞きします。目標設定は行いません。ただ聞いてほしいでもOK。表面に出てくる感情を頼りにあなたの大切な願いに近づくお手伝いをします。
7700円税込(1回1~2時間)

エンやこらセッション
エンパシーとエンティティオバケをひっかけたセッションを始めます。あなたの内側の声・外側の声にも耳を傾けながらお話をお聞きします。これからの未来、あなたは何を選択していきますか?
11000円税込(1回1~2時間)


はづき(はぴ)

一般社団法人日本エンパシー協会認定講師(講座開催・セッション)
アクセスバーズファシリテーター(セッション・資格認定講座)
アクセスフェイスリフトプラクティショナー(セッション)
菌活エステ提供(詳細はおといあわせください)
JADP上級心理カウンセラー

施術・講座・セッションのお問い合わせは
TwitterまたはのInstagramのDMにて

Twitter

Instagram

日本エンパシー協会公式ホームページ ・ note

Minds Color Project  生きづらさを抱える子どもたちをアートで応援


10/22 エンパシー協会×Minds Color Project 無料オンラインイベント

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?