なぜ若い人が自分で命を絶つのか

最近ニュースになっている芸能人の若い人の自殺。

「なぜ、若いのに」
「なぜ、今人気の絶頂なのに」

そう思う人も多くいるのではないでしょうか。

そして、誰もが気になりながら、おそらく切り込むことのできないこのテーマ。
今回はこの難しいテーマに切り込んでみたいと思います。

※気分を害する方もいるテーマだと思うので、気になる人はこの先は見ないでください。

「本人の気持ちはわからない」

そう。誰も本人の気持ちはわからないのです。

私は、実の弟が亡くなりました。自殺です。34歳でした。
ニュースでそういう話題を目にすることはあっても、身近に意外といないのではないかなと思い、今回記事にすることにしました。

その日は、突然のことでした。

とある日の早朝。マナーモードにしていた携帯電話に着信履歴。
電話に出ると、妹が泣きながら電話をかけてきました。
LINEを見ると、母親からの「◎◎が自殺した」という文字。
一瞬なんのことかさっぱりわかりませんでした。
その日は急いで電車に飛び乗り実家に帰ったことを覚えています。
家に着くと、警察の検証作業がちょうど終わったところでした。
私は、警察がしていることも特には触れず、その後も家での姿を終始見ることはしませんでした。

理由はいまでもわかりませんが、本当に突然だったそうです。
「明日16時に出かけるから」そう言った日の夜に首をくくったそうです。
誰も理由がわからない。
でも、もしかすると本人もわかっていなかったのかもしれない。
そう思うのです。
若くして自殺をする人は、みんな突然だって言いますよね。
真相はわからないし、そのことに軽々しく触れることはできないと思っています。

「止めることはできなかったのか」
「何かできることはなかったのか」

そう思いますが、そうなるしかなかったのではないかとも思います。
（遺族の方の思いを考えると本当に悲しいですが）

そして、話は戻り、そこから半年間は生活の色々なことがガラリと変わりました。
そんなとき、私の仕事の先輩が、「ごはんにいこう」と誘ってくれました。
普段そこまで接点がある方ではなかったですが、気をかけてくれたことがものすごく嬉しかったです。
その人がその日に誘ってくれたことは一生忘れないと思います。
そういうときに声かけをできる人でありたいなと思いました。
そこで、見なよとオススメしてくれたのが、
XJapanのWE ARE X

WE ARE X（字幕版）

私は聞く音楽もどちらかというとバラード系が好きなので、今まで触れたことのない世界でした。
しかし、なんとなく触れてこなかっただけで、XJapanの軌跡や、色んな人の人生観などが見えてとても刺激的でした。
それから定期的にこのDVDは見るようにしています。
今では自分の原点だなとも思っています。

命ってなんだろう。

永遠に出ない答えな気がしますが、このDVDを見るたびに、
「自分は生かされているんだ。がんばろう」
そう思うことができています。

自分には、守るべき人もいるし、これからの人生をかけてやりたいこともたくさんあります。

私は自分のモットーが
「仕事もプライベートも充実させていくこと」なのですが、実はそれだけではなく
「そういった生き方を背中で明かしていく」ということが自分のなかの結構大きなテーマだったりします。
どれだけの人を助けられるかはわからないですが、自分がやってきたこと、歩いてきた道を示すことで、一人でも多くの人を幸せにしていきたいと思っています。
そんなことを考えながら、私は今日もハッピーに生きていきます。