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カレーですよ4300(幡ヶ谷 スパイス)頻度高く通うカレーハウス。
何度食べても何度食べてもまた食べたくなる。何度書いても何度書いてもまた書いて誰かに伝えたくなる。こればかりは仕方がない。
カレーですよ。
もう20年以上通っている幡ヶ谷のカレーハウス。ずいぶん昔、幡ヶ谷で仕事をしていた時期があり、その頃に知った。
ボリュームと味。当時は普通のちょっとおいしいカレーという認識で通っていたが、時が経ち、自分の舌も変わり、時代の流れと変わらない味の変化や受け取り方の変質、色々な要素を経て、そしてカレーのスペシャリストになって改めて、本当に尊いカレー店なのだということがわかった。
「スパイス」
というこの店、今はだいぶ少なくなった家族経営のレストランで、いわゆるカレーハウスである。 カレーハウスという言葉もずいぶん聞かなくなってきた。
昔ながらのカレースタンドとカレーハウスの業態はずいぶん減ってきている。新しいスタイルの店が増え、それはそれで安心なのだが、やはりお父さんがコックさんでカレーを作り、お母さんがホールを受け持って、というような気持ちが穏やかになるお店というのものは、今や貴重な場所となった。
**「エッグ入りポーク&チキン」 **
わたしはこれ一本槍である。
ポークの甘口の口当たりの良さ。昔の肉屋のコロッケと同じ香りがするのはラードからくるものではないだろうか。それがカレーを本当にまろやかにする。懐かしい味、と感じる元はここにあるのではないかと睨んでいる。
チキンは辛口で、カレーハウス、カレースタンドではなかなか出さない辛さだと感じる。もちろん美味しく食べられる範囲である。
シャープで切れ味の良い辛さ、意地悪な辛さにならないのは辛さの柱を胡椒に据えてあるからではあるまいか。この辛さのバランスとセンスは20年通っている今でも惚れ惚れする。
精度の高い味、ブレぬ味は長い営業年数と常連の口と向き合うところからやってくるのであろう。大変に価値ある尊いものだ。
初めからごはん多め、といううれしさはカレーライスの根源。たくさん食べて幸せ、を体現している。
必ず頼むこの「エッグ入りポーク&チキン」は、わたしにとっての永遠だ。
20数年前に出会い、その時の仕事は大して長く続かなかったが幡ヶ谷という場所に未だ通い続けているのは、もちろんこのお店があるからだ。
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