カレーですよ4331(渋谷 リトルショップ)気まぐれを小ごはんで。が、やっぱり多い!そして熱い!最高だ。
自分の年齢と胃袋の限界、仕事柄たまに確かめないといけないかな、などとぼんやり思うことがある。健康という観点から言えば注文時にポーションを小さくしてもらうなどやる方もあろうが、やはり写真を撮るとなるとレギュラーサイズをおさえないといけない。
カレーですよ。
そんなだからちっともおなかの肉が減ってゆかない。そうやって仕事のせいにしながら日々は進む。Mi band4なんてのを導入してみたが、はてさてどうなることやら。
それとは関係なく、デカ盛りとかそういうことではなくて、その味、特徴ある味が恋しくて通っている店がある。
「リトルショップ」
は渋谷にあるまさに名の通りの小さなカレー専門店。気前のいいおかずとごはんの盛りで有名な店だ。しかしわたしが通い続ける理由はそこではない。味なのだ。
ジャパニーズカレーライス然としたそのカレーソースはかつおだしが強く前に出るしあわせな甘口。これが好きでたまらない。しかし蕎麦屋のカレー丼では明らかにないのだ。その不思議な落としどころが好きでおもしろくて。それでこの味を欲しては、普段はなかなかやらない行列などに身を投じる。
各メニューはわりとカブる部分もあれど、それでもやっぱりうれしい揚げ物括りのおかずにカレーというスタイル。
いつもいちおう選ぶフリをするが、時には違う注文をしようともするが、口は知らぬ間に「気まぐれ、ください」と言っている。
この日はごはんを少なくしてもらった。ところが、である。
やっぱりごはん、多いのだ。小盛りでこれか?!と久しぶりだから自分の感覚が追いついていないのか、小盛りになっていなかったのかの判断さえつかない。とはいえごはんが少なすぎてもこのボリュームのカレーソースとおかずを片付けるには困ったことになる。
久しぶりのひと口目。ああ、そうだったな、と思い出す。このカレーソースを求めてやってくるわけだが、その大好きな味の前に思い出す。熱いのだ。カレーソースも、ごはんも、熱っつあつなのだ。そうだった。そうなのだ。
熱くて、うまい。辛くないカレーだが熱いので強さを感じるのかもしれない。辛いわけではないのにその与えられる感覚の中に、方向がちょっと辛さと重なるところがあっておもしろい。
熱いなあ、うまいなあ、とハフハフしながらスプーンが進む。スプーンは進むがカレーの山は減ってゆかない。なにしろレギュラーサイズでも大盛りのようなものだし、小盛りであってもおかずの多さから油断ができない。
そのおかずの中にひじきとか厚揚げがあって、それがまたこの店ならではという感を作り出していて嬉しさこみ上げる。
ごはんを小盛りにしたはずだが減っていかないこの楽しさ。これが醍醐味だ。
カレーライスというものは、お腹いっぱいがうれしい食べ物だ。カレーライスという言葉だけでめいっぱい食べるお楽しみが想像できる。
カッコつけない、幸せになれる、そういうカレーライスが大好きだ。
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