見出し画像

ぎふDays with 森春濤


名古屋と岐阜をつなぐ
一宮
ここの大詩人といえば
森春濤☆
こちらは駅前の旧宅跡。
時間がなくていけませんでしたが、
北方に詩碑が、その近くにキリシタン碑も^ ^

夾江垂柳映村衝
鳬母鳬翁浴浅沙
日永訟庭無一事
長官緩歩看荷花
「過北縣官舎書所見」



みのへ



みのDay2
季節はずれですが^ ^岐阜の名詩

この街は山が城壁 その肌は紫翠
夕陽は 高いところから眺めたい
香魚は遡上するけど 花は落ちる
三十六もの湾に春の水が流れきた

環郭皆山紫翠堆
夕陽人倚好楼台
香魚欲上桃花落
三十六湾春水来
「岐阜竹枝」森春濤



みのDay3
岐阜にきたらぜひみてほしいのは
駅北の
「問屋町ウォールアート」
今や空室やシャッターが増え、古びたコンクリート壁だったのを
これを市民、子どもらがカラフルなアートに転換
前岐阜県立美術館館長の古川秀昭さんがサポート。

そして、また名詩から

群青はやめてそら色にしよう
晴れか雨なのか そのあわい
つっぷすように 午睡をして 
子らのキャキャにも目覚めず
誰抹濃青作澹青
非晴非雨転冥冥
午来渾似被貪睡
嬌稚一声呼不醒
森春濤


みのDay4 名詩から
しらくも山から しらくもが飛び
しらくも山へと しらくもは帰る
人はつなぎ止められないが
しらくもはいつまで そこにある
白雲山上白雲飛
白雲山下白雲帰
不比帰人難繋住
白雲長在柳依依
森春


みのDay4
ゆったり古楽をうたおう
しろい弦楽をおそわろう
琴音はなんとものびやか

草ぶきの家に秋がいたり
しずかな森に落葉がふく
水が流れて余韻もたらす…
浩浩歌古調
教我鼓素琴
琴韻何疏泛
茅屋秋浅深
空林吹落葉
流水激余音…
森春濤



みのDay5
まだ居ます(乗り遅れたわけではなく笑)

人まねしても面白くない
天井まで本を積ねたって
それで賢いわけじゃない
黙ろう もう秋だ
月の光だけでいい
海の底の宝を捜せ
拾人余唾非所屑
仰屋著書真乃愚
休道南天秋色遠
月明滄海有遺珠
森春濤


愛知県一宮の大詩人

森春濤☆

居宅と詩碑があります^ ^


長槍大馬は雲間ゆく
これはどこの王侯か
こちらは淪落の学者
雨風吹かれ道をゆく
長槍大馬乱雲間  
知是何侯述職還  
淪落書生無気焔  
雨衫風笠度函関


好音本棚については


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?