つながりを大事にする理由
誰にでも、
それがたとえボヤッとしたものだとしても
これは譲れない!大事にしたい!
ということがあるはず。
私にとってのそれは「つながり」。
主に「人とのつながり」を指しますが、
つながりそれ自体よりも
つながりを作り、維持し、広げる(深める)こと
にはパワーを注ぎたいといつも考えています。
そして当時は意識していませんでしたが
今思えばつながりを大事にする価値観のもと
行動しているエピソードは沢山あります。
つながりを「作る」エピソードとしては、
誰かに誰かを紹介し、
お互いが役に立ち合えるよう繋げること。
たとえば、
海外の同じ国に住む友人3人をつなげ、
彼女たちが現地情報を交換したり、
同年代の子がいるママ同士なので
会って話をしたり遊んだりする機会を
作りました。
そこに私は介入し続けなくとも、
その3人が新たなつながりを作り
勝手に深めていく。
それが嬉しいのです。
次に「維持する」エピソード。
それは、同窓会を企画したり
大きな飲み会の幹事をすること。
中高の同窓会は
20歳、30歳の節目の2回、
企画・準備などを行い実行しました。
私の行動によって、
みんなの中につながりがまたひとつ増えていく、
その感覚がなんとも言えない心地よさというか。
そして「広める(深める)」エピソードは、
結婚式の披露宴でゲスト卓に置くメッセージを
便箋&封筒にしたことです。
カード一枚には書ききれない想いは全て、
それを伝えるのは最後という思いで、
85名分全て便箋2枚手書きで用意しました。
結婚式に来てくれた人たちは
特に感謝の思い入れが強く、
これからもずっと
関係を続けていきたいと思える人たちです。
その人たちには
楽しんでもらい記憶に残してもらう日にしたいと
誠心誠意準備をしたのを覚えています。
そして最近は、
人間関係のつながりだけでなく、
これも私の価値観に含まれる
「つながり」に通ずることなのかと
分かってきたこともいくつかあります。
たとえば
運転や地図が好きなのも、
道がどこまでも続いているという「つながり」
があるから。
留学中にいちばん感動したことが
あるアーティストのライブで
中国人やアメリカ人と曲に合わせて肩を組んで
楽しんだことであるのも、
音楽やアート、スポーツが国境を越えるという「つながり」があるから。
歴史に惹かれ、お墓参りを欠かさないのも、
遠い祖先から自分、
そして子どもへと通じる血縁に「つながり」があるから。
日記を欠かさずつけて、
日々を記録し記念にこだわり記憶に留めるのも
自分の人生が過去〜今〜未来に「つながる」ことを
実感したいから。
では…
こうしたあらゆる「つながり」を
なぜ価値観の主軸に置き
大事にし続けたいか。
それは、
人が最期の時に思い出すのは
きっと「つながり」だと思うからです。
家族のことなのか、
友人との思い出なのか、
親や祖先への感謝なのか、
仕事仲間への尊敬なのか、
ああすればよかったという過去への後悔、
これからどうなるのかという未来への期待や不安、
すべて「自分」「今」とつながっていること。
目には見えない、
物質ではない、
「つながり」
です。
私はこれからも、
一つでもつながりを増やし
特に大事な人の人生の中に
「このつながりがあってよかった」
と思えるものを
作っていきたいと思います。