【ゴルフで脳トレ③】解答編 パット距離感 カップからの距離によるボールスピード
【問題編】
本記事は下記問題編の回答になります。よろしければ先に問題編を読んでいただけると面白く記事をご覧になれます。
【解答】
カップ1個分先で止まる強さでカップから1mと3m離れたところからパットした場合、
カップに入る直前のボールスピードは
カップ1mからと3mから打った場合の違いは【ない、同じスピード】
打ち出し直後のボールスピードは
カップ1mからと3mから打った場合の違いは【ある、3mからの方が1mの時より1.7倍速い】
【解説】
半澤
「これは中学生か高校生の理科の問題ですね。等加速度直線運動の問題ですね。」
先生
「等加速度直線運動は覚えていないけど多分それだと思う。」
半澤
「まずカップに入る直前の速さは距離により変わらず同じなのは感覚的にもわかりますが一応計算しました。
カップの直径が108mmなのでカップ際から仮想カップ中心までの距離はどちらも162mmですね。
vーtグラフの面積で求めても良いし、公式に当てはめても良い。
等加速度直線運動のボールが止まるまでの距離の公式
止まる距離=速度の2乗 ÷ 加速度 ÷ 2
つまり
0.162=v2÷0.64÷2
v=0.46m/s
これはボールを打つ距離には関係せずボールがどこで止まるかのみに関係してきますね。
」
先生
「計算は合っているかどうかはわかりませんが、カップ直前のスピードはどこから打とうが同じであるべきというのは正解です。
つまり、距離感の基準はどこで止まるかのイメージで考えてもいいし、カップ直前のスピードのイメージで考えてもいいんです。
私は後者でイメージしていますが、好きな方をイメージして下さい。」
半澤
「成程、意識しながら練習してみます。
ところで、ボールの初速についてですが、
等加速度直線運動の基本公式より
止まる距離=速度の2乗 ÷ 加速度 ÷ 2
1mの時は 1.22 m/s2
3mの時は 2.01 m/s2
となります。つまり、初速の違いは約1.7倍です。」
先生
「これも計算があっているかはわかりませんが、イメージと一致しています。ゴルフで重要なことは、単純に3倍ではなく、プレー中に暗算で計算できるものではないということです。
つまり、感覚で身につける必要があります。
実際には、グリーンの傾斜、グリーンスピード、カップまでの距離からカップに入るスピードをイメージすると自然と良い感じの強さでボールを打ってくれる様になればプロ並みのパターができます。
入れるのは難しいですが、入れに行くパットの距離感は意識すれば意外と上達が速く効果的です。
是非感覚を身につける練習をして下さい。」
半澤
「パターは感覚を身につけることが必要なことがわかりました。」
最後に
この話をきっかけにパター練習が楽しくなり、ました。
パターのリクツ記事もシリーズで載せていますので是非見てください。
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