優しさの薄利多売
今でも手紙を書いたりします。友達の誕生日やお礼の手紙。特に何もないけれど季節の折り目に調子はどう?と気さくに書いてみたり。
私が手紙を書く理由は「自分がもらうと嬉しいから。もらいたいと思うから。」
座右の銘は「自分の欲せざる所他人に施す事なかれ」
自分がされて嫌なことは人にもしない。逆に自分がされて嬉しいことは人にもしようと思いました。
何が嫌で何が嬉しいかなんて皆それぞれ違うから一概には言えないけれど、それでも自分なりにベストを考えて実践してきました。
その1つが手紙。年賀状だって毎年欠かさず書いてる。
だけど自分が手紙をもらう機会は少ない。この人はどんな文字でどんな文章で言葉を送ってくれるのだろうと想像する人が何人かいます。
どんなプレゼントより心の籠った手紙がなにより嬉しいのに。「書いて欲しい」と要求するものでもないので言いませんが。
もちろん中には手紙を送ってくれる人もいます。そういう人はやっぱり普段から素敵なことをサラリとしてくれます。その度に好きになっていきます。
そして送った手紙に関して何も反応のない人には徐々にモヤッとした感情が積み重なっていってしまいます。そんなつもりはなかったのに見返りを求めるような気持ちが芽生えていってしまって嫌になる。不健全だ。
自分の想いだけが一方的に筒抜けてしまっているみたいで。とても寂しくて、自分がかわいそう。
だから今後やめてしまおうかなと。
相思相愛な人に対してだけ自分の嬉しいを分けていこうかなと。そのほうが心が平和、健康。
誰にでも好かれたい自分は卒業していきたいです。
私の優しさが無駄にならないように。