【自己紹介】はじめてのnote
初めまして。一般社団法人、犯罪被害者等を支援する会「オリーブ」代表理事の佐藤咲子と申します(文責は、「パワハラを「もう終わったこと」と一蹴した元上司」でパワハラ被害についての記事を書かせていただいたこうたです)。
この度、私どもが取り組んでいることを広く知っていただきたく、noteを始めることにしました。また、現在、ホームページの立ち上げを準備中です。
両親を強盗殺人で失い、笑顔で居続けた45年間
早速ですが、私は、今から60年前の当時15歳のとき、商店を開いていた両親が、強盗により殺害されました。当時通っていた高校の先生から「早く帰るように」と言われ、帰宅すると、両親が猟銃で射殺され絶命しておりました。
私は、その場で気を失ってしまい、それから1年ほど記憶が全くといっていいほど、ありません。
それから、私は兄に守られながら日々の生活を送り、その後、国家公務員の夫と結婚、全国各地を転々としました。私は、強盗に関するニュースがあるとがすぐにテレビを消し、どこで知り合った人にも、誰にも、事件のことは話さず、努めて明るく振る舞いました。
人前で涙を流し、当会の設立を決意
その後、東京の自助グループに3年間通って、自分の体験を話しているうちに、ようやく涙を流すことができるようになり、これが転機となりました。
それまで人前で涙を流すことは決してなかったのが、45年間封印していた記憶が決壊するように涙を流し、その経験は、Youtubeで「四十五年分のなみだ」として紙芝居として観ることができます。
それから、犯罪被害に遭われたかたの心を癒やしたいという思いで、2017年より、当会を主催しております。毎年講演会を開いたり、個別に相談に乗ったり、あるいは大切な人へのメッセージを送る「命のメッセージ 愛しい人への最後の言葉」等も開催しております。
上記の業績が認められ、日本で初めての女性公認医師となった荻野吟子さんの名前を冠した「荻野吟子賞」を賜わりました。
また、一連の活動を、東京新聞様、埼玉新聞様、毎日新聞様(順不同)等の、各媒体にて取り上げていただきました。
今後の予定について(京都アニメーション放火殺人事件の被害者ご遺族を招いて)
今後の予定としましては、直近では11/25(月)〜28日(木)、大切な人へのメッセージ展「愛しい人へ」を狭山市役所ロビーにて開催。
また、2025年1月18日は、犯人含め約70人のかたが死傷した「京都アニメーション放火殺人事件」の被害者ご遺族のかたの講演会が、狭山市中央公民館にてあります。
場所:狭山市民交流センター1階コミュニティーホール(狭山市駅西口直結、紅茶のサービスあり、無料)
日時:2025年1月18日(土)13:30〜15:30
筆者も、京アニのCLANNADやAIR、当該事件を乗り越えてボックスオフィスでも成功したヴァイオレット・エヴァーガーデンの大ファンです。
ご興味があるかたは、足をお運びいただければ幸いです。
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