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たまにはドがつく惚気でも

私と彼氏は、紹介で出会った。
それもLINE交換からの紹介。
なぜなら、私は関西人、彼は東北人だったからである。

そんな私たちが意気投合するのはすぐのことだった。
毎日LINEをし、LINE交換してから3日目ではじめて通話をした。
なんとはじめての通話にも関わらず、8時間ぶっ通しで朝まで話した。

元々紹介してもらった理由は、彼の顔が私のタイプだから
それだけ。
たったそれだけだったのだが、LINEをするうちに彼の性格にも惹かれていった。

しかし先程書いた、はじめての通話の際にだ。

「思わせぶりなこととかしたくないから、ちゃんとはにゅちゃんのこと好きになるまで付き合うとかは、できない」

と言われた。
脈ないじゃん。
ちょっと落ち込んだ、チクリときた。

けれど、次の日も通話することになった。

はじまった通話。
された告白。
そう、告白。
告白?
...え?

彼によると。
昨日の8時間ぶっ通し通話を切ったあと、虚無感に襲われたらしく。
人と通話したあとに虚無感に襲われることなどはじめてで、この子を逃してはいけない、と直感で感じたそうだ。

嬉しかったし、顔もタイプだし、なによりもすごく良い人であることを2度の通話で知っていたので、告白をOKした。
そこから交際がスタートした。
2021年の、10月30日だった。

その年のクリスマスにはじめて会った。
彼が関西まで飛行機で来てくれたのである。
彼とはじめて会って、はじめて私が口にした言葉は、
「目おっきいじゃないですか!」
だった。
他になにかなかったのかよとも思うが、彼が自分の目を細いと言っていたのにも関わらず、目がとても大きかったので言ってしまった。

そこからも何度か旅行的な感じで関西で会ったり東北で会ったり、東京で会ったりもした。
彼はいつも優しいひとで、会う度に好きだなあ幸せだなあ、と感じさせてくれた。

付き合って2年半ほど経ち、彼の関西就職を機に私たちの遠距離は終わった。
関西で就職してくれてありがとうの気持ちがたくさんだった。
そのことについてもnoteがあるので、もしよければ。


2年半以上経ったいまも、彼は毎日変わらず、私を褒めて可愛がってくれる。

私は自分の容姿が好きでなかったし、自信もなかった。
けれど、あまりに彼がベタ惚れしてくれるので、今では「かわいいって言え!」くらいの感じである。
彼は私の自己肯定感がこれくらいになるのを望んでいたらしいので、まんまと彼の思い通りになったわけだ。

いつも愛情表現をしっかりしてくれて、つねに私のほしい言葉をかけてくれる。
私を一番優先してくれて、一番大事にしてくれて、超絶特別な女の子として扱ってくれる。

なんというか、私は、自分をここまで愛してくれる人間に出会えるとは思っていなかった。
私なら何しても許せるよ、なんて言ってくれて、私のために故郷から離れて。
どちらかというと私は恋愛願望がなかった。
そもそも男性は苦手なほうだし、自分が人と付き合うビジョンなんて見えやしなかった。

しかし今では、毎日彼にデロデロに甘やかされて、幸せに暮らしている。
人生なにがあるか分からないものだ、と思う。
間違いなく彼との出会いは私の人生を変えた。
それも明るいほうに。

普段私は友人たちに惚気まくるタイプでもないので、この場を借りてめちゃくちゃに惚気てみた。
ただそれだけのnote。

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