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#001 バカも好き。マヌケも大好き。(エッセイ)

大阪のなんば駅で見かけた言葉。
ガチャブランド「パンダの穴」のキャッチコピーだった。わたしはガチャが好きじゃないので知らなかったが、とても有名らしい。

バカもマヌケもネガティブワードだが、どっちも好き(片方なんて大好き)と受け入れられたら、人生が楽しくなったり世界が明るく見えたりするんだろうか。

幸か不幸か、どちらのワードも、言ったことも言われたこともほとんどない。つまり縁がない。

なのに、通りすがりの一瞬で目にばっちーんと飛び込んできて、頭に残り、新幹線に乗ってから検索までしちゃって、わたしはこれが10年も前から存在するガチャブランドであるという知識を得てしまった。キャッチコピーの力はおそろしい。

ちなみに「バカも好き。マヌケも大好き。」ということは、文法上、それ以外のさらに何かが存在する。
(XXが好きで)バカも好き。マヌケも…となるはずだからだ。

そこに並ぶのは何なんだろうな…と考えていたら、もう新横浜駅だ。

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