閉じ込められることで、解放される
リラックスとかストレス発散、というものを必要としない。
疲れたら寝る、くらい。
唯一、忙しい時期が続くと、一段落ついた後に、長風呂をしたくなる。
2時間くらいお湯に浸かる。
読書することが多いが、一番好きなのは、真っ暗にして音楽を聴くこと。
ワイヤレスイヤホンってありがたーいと一番思うのがこの時。
窓のない浴室の構造上、照明を落とすと真っ暗になる。
目を開けていても閉じていても同じ、くらいの闇。空間も、そこにある物も、目の前に寄せた自分の指ですら見えない。
それがめちゃくちゃ好き。
何でなんだろうと昔から考えているが、答えは出ていない。
自分がいなくなっちゃう感じがするから、聴覚と触感(お湯)だけに偏れるから、暗さの前に手も足も出ない無力感がちょうどよく拘束されてる気になるから、とか。
わからない。まぁいいや。
しばらく経つと闇に目が慣れてくる。
視力が悪いからぼんやりとしか見えないとはいえ、物や空間の輪郭は認知できるようになってきて、そしたら電気をつけることにしている。
後頭部をガッといかれたかと思うくらい目がびっくりけど、現実に無理やり引き戻されるとほっとする。
どうせ、ずっと闇の中にはいられない。
現実的な浴室が現実を見せつけてくれたら、現実でうまいことやっていけそうな気がする。
今日はこれ聴いてた。