世界で一番精巧なレンズ
仕事で使う素材がほしくて、最近やたらと撮影している。
人は撮っていない。物と風景ばかりだ。
以前一緒に仕事をしていたカメラマンが「人間の目は、この世で一番精巧なレンズなんだ」と言っていた。
目に映るものを映ったままに写すのは、とても難しい。
まして、頭の中のイメージをビジュアル化しようとするならなおさらだ。
スマホやカメラがどんなに進化しても、構図は撮る人が調整しないといけない。
デザインの素材に使うには完成型と二重でビジュアルを想像することになる。
難しくて当然だな。
公園のあちこちで社名のブロックを並べながら写真を撮りまくっていると、自分ごとカメラになったような気がした。
ほしい画像に貪欲なカメラ、でも全然上手く作動しないカメラ。
たまには、得意分野を離れて頭と体を悩ませるのも良いかもしれないと思った。
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