見出し画像

日本酒が好きです〜最近のヒットは「一合缶」

マガジンをいわゆるブログタイトル的に「料理好きオッサンのひとり飯」としたので、今回から記事ごとのタイトルにします。

福島(いわき市)で生まれ、大学の5年間は仙台にいたので、日本酒がいちばん親しみのある酒でした。
貧乏学生で飲み仲間とは宅飲みが多かったですが、「一ノ蔵」や「浦霞」は、その後飲んでも「あ、一ノ蔵の味がする」と感じるくらいには馴染みがありました。

宮城のお酒では「澤乃泉」というのが好きでした。地元以外にはあまり出回っていないですが、「ササニシキ純米」とか「コシヒカリ純米」とか、酒米に限らず様々な米で仕込んだ新酒が売られて、その時期にいくつか四合瓶を買って飲み比べ、「ご飯としてはもっちりしていないほうが酒には向いているのかな」なんて感想を抱いたり。

就職して上京し、自身では新宿のワイワイしたカラオケパブのようなお店で、鏡月のボトルを飲むのが主になり、仕事がらみの飲みではワインがメインでBAR二流れてウイスキー、みたいな20代でした。
自炊はほぼしなかったです。

どんなお酒も好きで美味しく飲んできましたが、30くらいから、お酒を持ち込んだりできる馴染みのお店ができ、そこでは日本酒を好むようになります。
ブランクがありながら、いざ飲んでみると、自分が好む食べ物にいちばん合うし、体質的にも、醸造酒の割には日本酒がいちばん変な残り方をしなかったので。

飲みすぎて昔も今も多くの失敗を重ねていることもあり、今は家にはお酒は置いていません。
そして「自分は酒好きではない」というと、笑えない冗談としか思われないのですが、つまみが先で、これを食べるなら酒が欲しい、という順番です。

今日は家飲みしよう、と思ったらまずは鮮魚コーナーに行き、お造りにできそうな魚を求めます。
丸で魚を売っている少し遠いスーパーまで足を伸ばして、一尾買ってくることもあります。魚は捌いてみたら出来ました。あれは「解剖学」なので、構造さえわかっていれば、自分がいただくのに十分なくらいの三枚おろしは出来ます。

ビールは、痛風持ちで尿酸値を抑える薬を常用していることもあり、家飲みではノンアルコールビール(たいていオールフリー)にしています。
日本酒も、一升瓶や四合瓶よりも、サンマルと呼ばれる300mlの瓶や、一合缶にします。
そのときの気分で、一合缶✕2とか、サンマル+一合缶とか、銘柄の組み合わせ、あとさきも考えて、その晩に飲む酒を買います。それ以上酒がなければ、ズルズルと飲み続けることもないですし。飲んだあと買いに出るのはさすがに億劫なので。

写真はこないだのお休みの日、スーパーでイトヨリダイを一尾買ってきて捌きました。この魚を自分で捌いていただくのは初。
皮が美味しい魚とのことだったので、湯霜造りにしています。三枚おろししたのち、ペーパータオルを被せて皮目からお湯をかけ、氷水に。水気をよく拭いてからお造りにしました。

あとは季節柄カツオ。こちらはサクを買って切りました。
青森への出張でお土産にいただいた、超ビッグサイズで美味しいにんにくをタップリすりおろして。
たたきにはせず、にんにく醤油で刺し身をいただくのが、地元のカツオの食べ方でした。

この日のお酒は缶の出羽桜。
馴染みの深い山形のお酒です。お猪口は相馬焼。このピンクが気に入っています。
茗荷を切って1〜2%の塩で揉んで、少し酢を加えた即席漬けを添えて。

何でもそうですが、一合缶サイズだと大きい瓶よりは割高です。しかし飲み切るのにちょうど良いサイズ。
最近のヒットは、近所のスーパーに置くようになった「ICHI-GO-CAN」シリーズ。各地のお酒が一合サイズの缶で楽しめます。
そのスーパーには関東のお酒(埼玉、神奈川、栃木、茨城)しか置いてないので、いずれ他のラインナップも試したいです。

三連休は遠出も外飲みもしないつもりなので、家でどんなつまみで、何の酒を飲むか、今から楽しみです。
その前に金曜の業務を片付けねば、ですが。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?