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鶏ごぼう炊き込みご飯〜煮物の味付けは1対1が基本

この日、スーパーで目に入ったのが、鶏せせり¥220。夏に浪費しまくったツケで、ここのところ倹約を心掛けているので、このリーズナブルさは目を引きました。

精肉コーナーより手前の野菜売り場で、食物繊維を優先的に補給しようと、ごぼうをカゴに入れた後だったので、「鶏ごぼう」という相性の良い組み合わせで何かしら作ろうと。

きのこミックスは使い切ったところですが、舞茸は買ってあったな、と思い出しつつ、あとは塩蔵でないフレッシュなワカメがあったので購入。

ごぼうはカットしたのが3本入った袋を買ったので、常備菜として煮付けます。梅干しを入れて梅煮にすることが多いですが、梅干しは切らしていました。

[ごぼう煮]
・ごぼう、酒、しょうゆ、みりん

☆ごぼうは洗って、たわしでゴシゴシ。それ以上皮は剥きません。
3〜4センチ長さに切ったら割ってスライス、短冊切りと拍子切りの間くらいに。ペラペラにしちゃうと煮付けたとき歯応えがなくなるので、ある程度の厚みはもたせて。
切ったごぼうは酢を少し加えた水に浸しておきます。アク抜き&変色防止。

☆鍋に入れたごぼうが浸る程度に水をはり、料理酒も適当に。後からそこにみりんと醤油を加えますが、各大さじ1で。バランスはみりん1:1醤油。
今回は煮始めに先に酒を入れましたが、煮物の味付けはたいてい、酒とみりんと醤油同量でOK。濃さは水または出汁の量で調節。
「甘味を強くしたいときは、割を変えるのではなく、別に砂糖を加えます」
「塩気が足りない、と思ったら、醤油など塩分を含む調味料ではなく、純粋に塩だけを足します」
これを押さえておけば、だいたい味は決まります。

☆煮汁がなくなる手前まで、弱火でじっくり煮ます。今回ちょっと油断して他のことをしていたら、けっこうギリギリの量まで煮汁が減っていて、火の元は離れちゃいかん、と反省しました。
気をつけているつもりでも、ふと意識が離れる魔の時が訪れますから。

☆煮上がったらそのまま冷まします。冷めていくときに味が入っていくイメージ。

[鶏ごぼう炊き込みご飯]今回米は一合半
・せせり150㌘、ごぼう煮適当に、舞茸、生姜、胡麻、醤油、みりん、料理酒、ほんだし

☆鶏せせりは食べやすいサイズにカット。今回はハサミで長さ半分か1/3にしました。
かぶるくらいの水にほんだしを加え、少し温めてからせせりを加えて弱中火で煮ます。
あっ煮上がる前に舞茸を加えて一緒に煮ました。

☆ご飯は硬めが好みなので、水の量は米の重さの1.2倍が目安。
今回は一合半(225㌘)なので、合わせてだいたい500㌘になるように水を加えます。
水を加える前に、30分以上吸水させてからザルに上げておくのは普通のご飯と一緒です。
合計の重さで水の量を決めるようにしてから、安定して好みの硬さのご飯が炊けるようになりました。

☆水の量を決めた後、煮た鶏とごぼうを合わせて加えます。それで炊飯器スイッチオン。吸水させているので「高速炊き」で。

☆炊き終えたら、茶碗によそい、胡麻と針生姜を散らしていただきます。

[ワカメの味噌汁]
・ワカメ、舞茸、葱、味噌、ほんだし

☆ワカメは煮てありますが、使う前に一度湯通しします。舞茸は適当に房に分けて、葱は刻んで常備してあるものをひとつまみ。

☆普通に味噌汁を作ります。
心がけるのは、出汁でひと通り材料を煮た後、最後に味噌を加えて、味噌を入れたらあまり煮立たせないで仕上げるくらい。

茗荷の即席漬けを添えて、夜だったのでオールフリーを飲んで家飲み気分でいただきました。
ごぼうと鶏の相性は言うまでもなく、ほっとする味になりました。
ごぼうは常備菜として濃い目の味にしたので、鶏は控え目の味に抑え、それらの煮汁以外には味を加えずに炊きました。

一合半炊いたので、さすがに一度には食べ切らず、翌日の朝は、残ったぶんを大きなおにぎりにして、海苔でくるんでいただきました。海苔の風味が加わると、それもまた良かったです。

炊飯器に具材を入れて炊き込みご飯にするの、たまにいいですよね。
夏の北海道土産の干し貝柱があったりするので、また別の炊き込みご飯も作ってみようと思います。

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