芋を揚げて食う、その幸せ
フライヤーの導入は、揚げ物のハードルが一気に下がったことで、このブログの毎日更新が可能になったくらいに大きい出来事でした。
初期に失敗した春巻きのリベンジを胸に秘めつつ、そこまで作業するのはちょっとめんどいな~、というバイオリズムだったので見送った週末。
平日はバタバタ、週末も忘年会シーズンに入るため、少し先になるかもしれません。
「水分過多にならぬよう、片栗粉で固めの餡に」「空気があまり入らないように巻く」「低めの温度から揚げる」など、シミュレーションは万全なのですが。
最近では温度設定の勘所もつかめてきて、いろいろ試した上で、「フライは買ったほうがだいたい美味しい」ことが分かりました。大量の油で揚げるのに向いているのでしょう。
一方で、似た料理に思える天ぷらは、「コツのいらない天ぷら粉」のおかげでフライよりも手軽に作れ、しかも揚げたての美味しさは、少なくともスーパーのお惣菜よりは断然です。
好みの甘さの天つゆを自作するのもあわせて楽しんでいます。
粉をはたけば素揚げしてもおいしくいただける野菜などはフライヤー向きですね。ピーマンや人参など、油脂分と相性の良い緑黄色野菜は積極的に揚げていただきます。
もう一つ、手軽に揚げていただくのに向いているのは、お芋です。
フライヤーを導入してまず試したのが、上の二種類のポテトフライ。北海道のじゃがいもを職場でおすそ分けされたときでもありました。
これが好きなときに食べられるのか、と胸が躍りましたが、その後もっと凝った料理にチャレンジしたりと、なかなかその後ポテトを揚げる機会はなく。
そんなとき、ポテトを揚げるチャンスが来ました。
この日は、ポテサラ用に買っておいたジャガイモがありましたが、ちょっと今から茹でてつぶして、作るのはしんどいな~、というテンション。
そして山芋も少しあったのですが、端がカビっぽくなってきて、そろそろ食べなきゃ、というタイミングでした。
自身のコンディション的には二日酔い。夜になってやっと復活しましたが、うどんもパスタも、これからご飯を炊くのもちょっと気が進まず。
あ、もう芋が主食兼おかずでいいか、と、夜にポテトフライをおもむろに用意し始めます。ジャガもさつまも「ポテト」ですが、山芋も英語でポテトなんですかね?
そんなことを考えたり考えなかったりしながら、太めの拍子切りにして、片栗粉をまぶし、フライヤーで揚げました。
それが冒頭の写真。
ビニール袋に粉と芋を入れて、ふくらませて振って、全体にまぶします。
二日酔いで、あまり頭が働かないときになんとなくで作ったので、あとになって、片栗粉じゃなくて薄力粉で良かったのかも、と思いましたが。
全体に浮いてきて、パチパチ言わなくなったら揚げあがり。
もう少しキツネ色にしたかったですが、白かったのは片栗粉だったせいかも。
塩コショウと、キッチンガーリック、というのがポテトフライの味付けとしては間違いのない組み合わせ。粉がどうであろうと、美味しくいただきました。
じゃがいもは、ファーストフードでは得られないホクホク感。山芋のほうもホックリもっちりで、甘味が濃いです。
次にチャレンジしたいのは、そう、ポテチ。
あれをカリっと揚げるには、またコツがいるのだろうと思います。来るべきチャレンジの日に備えて、まずは予習しておかねば。
それと、じゃがいもと言えば、北海道土産の定番「じゃがポックル」。あれを油でさっと揚げ直したら、きっとおいしいんじゃないかな、と思っています。
「ポテトは野菜」といのは真実でもあり、ジャンクフードを食べるのを正当化する決まり文句だったりします。
ジャンクだから美味しいんじゃん! 料理は薬じゃないんだから。という別の正論をふりかざし、今後もポテトを揚げていこうと思います。
↑で締めようと思ったのですが、後日スーパーに新じゃががあったので、大中小三つ入りの袋を買いました。
連日の揚げ物は憚られ、今日こそポテサラか、とも思いましたが、もう少し手軽にできるジャーマンポテトにしました。
味は美味しくできたのですが、外はカリっと香ばしく、中はホックリ、を目指した食感は、もうひとつ香ばしさに欠けた感じ。
じゃがいも料理、それぞれシンプルですが、なかなかに奥が深いです。
ポテサラにしろ、ポテトフライにしろ、ジャーマンポテトにしろ。
色々料理してみなきゃですね←結局のところ料理好き