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【朝のおむつ交換】

朝の10時半ぐらいになるとおむつ交換が始まる。僕の病室は一番最後なので実際はもっと早く始まってると思う。
朝のおむつ交換は、陰洗(陰部洗浄)も行われた。
500のペットボトルのような大きさの容器に緑色の液体(石鹸水だと思う)が入っており、それを股間に振りかけられ、ちんちんや玉、肛門をこすられ洗われる。そして拭きとられる。
流すことはしないから陰洗用の液体なのだと思う。
始めは年甲斐もなく恥ずかしい気持ちでいっぱいだったが、時期に慣れ、恥も外聞もなくなる。逆に朝が待ち遠しくなるぐらいになる。
この処置も人によって当たり外れがある。
エロい意味ではなく、丁寧に綺麗に洗ってくれる人とそうでない人と言う意味である。
そして、おむつは全部取り換えられる。
1日1回の下着交換と同じだ。
全部とは、一番下に一番大きい本体となるおむつが敷かれ、次に先ほど敷かれた上にパットと言われるものが敷かれ、そしてちんちんに巻き付けるパットの3部構成になっていたと思う。
いたと思うというのは、寝ながら見ていたので定かではないということだ。
入院して1週間は、当然のことながら風呂は入れないし、清拭すらなかった。
だからこそ陰洗だけが待ち遠しく思えた。今、振り返っても酷かった。
つづく


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