12月19日
面接を辞退した。
自らに課した大掃除のノルマを日々果たし、月末の総仕上げを残しただけで、面接準備に備えるための丸一日は確保できたものの、十日間悩み続け、葛藤し、内心、進むか引くかの押し問答であった。
石橋を叩き過ぎて渡らないのは、私の悪い癖かもしれないが、辞退を決めた後、心からホッとした。肩の荷が下りた…という身軽さに、後悔はしなかった。
辞退のメールを送った後、儀礼的ではないが、短い承諾の返信を受けたことで、一瞬、自身の判断に迷いが生じた。しかし思い直す。辞退の判断材料になった情報を振り返った。
ブラックかホワイトかと問われれば、限りなくダークグレー。残業量、会社の目指すべき場所に対する不信感、仕事量に対して求められるスピード力、立地条件…。
【面接(予定2回)】の他に、どうやら筆記試験があるらしい…という、別情報。
言い出したらキリがない…というのが言い訳なら、「定年まで働く」という展望が望めない…という判断は、自分を疑い、やってから後悔せよ!という叱責になる。
したい仕事がしたい。
もう、無理をしたくない。
私の人生に、我儘がいつまで通じるのか、正直自信がない。
同時期に申し込んだ、ド田舎の求人先からは、何の音沙汰もない。
登録した市の講師枠から連絡が来る気配もない。
「年明けには働いていたい!」
想定以上に長引いている求職活動は、確実に暗礁に乗り上げている。
私…ちゃんと仕事に就けるのだろうか…?