
【番外編】上場コンサルティング会社としての品格が問われる問題
船井総合研究所が私の本のノウハウを参考に出典を明らかにしないで、似たようなノウハウを自社のコンテンツとして掲載したことは、上場コンサルティング会社としての品格が問われる問題ではないだろうか?
業界のリーディングカンパニーを自負するなら、単なる真似ではなく、独自の価値を生み出してこそプロフェッショナルではないのか?
船井総合研究所ほどの規模と影響力を持つ会社が、他人の著作物を真似て使っておいて「これは問題ありません」と開き直るのであれば、それは 「業界の先導者」ではなく「業界の後追い者」 に成り下がるということだ。
コンサルティングとは、クライアントに対して独自の視点と付加価値を提供する仕事だ。それにもかかわらず、他人の著作物を真似て使用することに何の疑問も持たないのであれば、「我々はオリジナリティを生み出せません」と公言しているようなものではないか?
船井総研の社員や関係者は、この事実を知っているのだろうか?「うちの会社ってそんなことしてるの?」と恥ずかしく思わないのだろうか?会社に対して怒りはおきないのだろうか?
顧客は「この会社はどんな画期的な提案をしてくれるのだろう?」と期待しているのに、実際は他人のノウハウを参考にしているだけだったら、裏切られた気持ちにならないだろうか?
上場コンサルティング企業のプライドはあるのか。そんなやり方で本当に「業界トップ」を名乗り続けることができるのか。
船井総合研究所がこの問題にどう向き合うかが、これからの評価を大きく左右することになるだろう。