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第3章:徐々に見える課題
上層部への報告は本当に行われたのか?
船井総合研究所とのやり取りが進む中で、私は徐々にある疑念を抱くようになった。それは、「この問題が本当に上層部に報告されているのだろうか?」ということだった。S氏が再三にわたり対応を約束してくれたものの、その対応は表面的で、本当に問題を解決する意図があるのか疑問が残るものだった。
削除、出典の明記、記事の再掲載、——これらの対応はあくまで担当者レベルで進められているように感じられ、上層部がこの問題をどう捉えているのかは不透明だった。私は、この疑念を解消するためにさらに深く状況を掘り下げる必要があると考えた。
「上層部」の存在を確認する
そこで私は、「この問題を知っている一番偉い人は誰なのか」を直接尋ねることにした。船井総合研究所が組織としてこの問題にどう向き合っているのかを明確にしたいと考えた。特に、S氏の判断だけで進められている場合、この問題は「担当者レベル」で止まってしまい、本質的な解決にはつながらない可能性があった。
曖昧な回答がもたらすさらなる疑念
数日後、S氏から次のような回答が返ってきた。
「今回の件は、弊社のリフォーム支援部 マネージャー(課長)までが把握しております。また、サイト運用を対応しておりますメンバーにも共有させていただいております。」
この回答を読んだとき、私はさらに疑念を抱いた。リフォーム支援部のマネージャーが問題を把握しているということは、担当部署内で共有されていることは理解できる。しかし、それが会社全体としての方針や対応に反映されているかどうかは別問題だ。さらに、「課長」という役職が本当にこの問題を解決できる決定権を持っているのかも疑問だった。
問題をさらに掘り下げるメールの送信
そこで私は、さらに具体的な回答を求めるメールを送ることにした。
「今回の件を知っている 一番偉い方はどなたになりますか?」
このメールの目的は、単に情報を得るだけではなかった。この問題が会社全体として真剣に受け止められているかどうかを測るための試金石でもあった。
返ってきた回答とその矛盾
S氏からの次の回答は、さらに私の不信感を強めるものだった。
「弊社マネージャーの指示のもと、弊社常務執行役員に報告を行っております。」
会社全体の対応への疑念
ここで私が感じたのは、常務執行役員にまで話が言っているにもかかわらず船井総合研究所がこの問題を「担当者レベルの軽微なトラブル」として処理しようとしている可能性だった。
本来であれば、上場企業としての信用を守るために、上層部が積極的に問題解決に関与すべき場面だ。
船井総合研究所のサイトには下記のような立派な事が書かれている。
・社会の多くのみなさまの期待や信頼に誠実にお応えしていくことが基本的使命であると考えております
・当社グループは企業としての社会的責任を果たし、かつ、「Integrity 良心に従おう」を実践する
・企業行動のあらゆる場面において公正さや倫理を保つことを基本に社会的良識をもって行動します
にもかかわらず、やり取りの中で「上層部がこの問題をどう認識しているか」が明確に示されることはなかった。
次へのステップへの決意
この時点で、私は船井総合研究所の上層部に直接アプローチする必要があると感じた。担当者レベルでの対応では、問題が表面的に解決したとしても、根本的な改善や再発防止にはつながらない。
「このままでは終わらせられない」
そう強く思いながら、私はさらに深い追求を行う準備を進めていった。この問題は、私にとって単なる著作権侵害の問題ではなく、自分の努力を正当に評価してもらうための戦いでもあった。
この先、船井総合研究所とのやり取りはさらに複雑な局面を迎えることになる。
※ご注意:記憶を頼りに書いておりますので、内容が変更される可能性があります。ご了承ください。