
第20章:裁判所の要請に応じ資料準備
東京地方裁判所にて弁論準備期日が開催された。これまでの審理を踏まえ、今回の焦点は、船井総合研究所側が提出した新たな証拠とそれに対する我々の反論であった。
船井総合研究所側は、膨大な資料を提出し、私たちの主張する表現は、当時からありふれたものであり、創作性がないとの主張を繰り返した。しかし、我々の立場は明確である。船井総合研究所側がどれほど資料を積み上げようとも、私の著作物が独自の創作性を持つことは揺るぎない事実である。
本期日では、裁判所が我々に対し、船井総合研究所側の主張に対する反論書面の提出を求めた。特に、「創作性に関する補充主張書面」の提出を求められたのは、被告側の新たな証拠が決定的なものでないことを裁判所も認識している証左であろう。つまり、船井総合研究所側の主張が「決定打にはなっていない」ことを示唆しているのである。
とはいえ、裁判所の要請には応じなければならない。我々としても、これまでの主張を整理し、創作性の根拠を明確に補強する書面を準備する必要がある。もともと、著作物の独自性は訴状でも明確に説明されており、すでに十分な証拠も揃えている。それでも、裁判所の意向に沿う形で資料を再整理し、改めて「創作性がある」という主張をより精緻に構築することが求められる。
裁判所からの要請に応じる時間は限られているが、我々はすでに戦略を固め、対応の準備を進めている。この裁判は、単なる法律上の争いではなく、私の創作の権利を守るための重要な戦いである。したがって、ここで怠ることなく、万全の準備を整え、次回の法廷で被告側の主張を完全に打ち崩すことを目指す。
「やるしかない。」
我々は裁判所の要請に応じ、必要な書面の作成に着手することを決意した。この戦いにおいて、一切の妥協は許されない。裁判所に対して、我々の権利を正当に認めさせるために、全力を尽くす所存である。
※ご注意:記憶を頼りに書いておりますので、内容が変更される可能性があります。ご了承ください。