子どもの静かな強さと僕の仕事
明日は、小学校の入学式。今週、みーは嫌々とも言わずに小学校内にある学童に通っています。自宅から25分くらいかかるので、しりとりやマジカルバナナ(マジカル頭脳パワーが懐かしい)をしながらいい時間です。僕のほうが語彙力がなく、頭の回転が悪くなってますね。
今日の学童は、少し時間を伸ばして9:00~15:00前まで。本人は躊躇することなく、靴を脱いで保育園の時と同じようにタッチをしてお別れ。「がんばってね」と言うと、「別にがんばらなくてもいいんだよ」と、これも保育園の時と変わらないやりとり。
迎えに行った後は、目の前にある公園で遊ぶ約束。大好きなグミとラムネを渡し、ベンチに座ってお喋り。みーは大勢の中で自分から話すタイプではなく、今日もほとんど話さなかったみたいですが、折り紙、塗り絵、ビー玉遊び、映画鑑賞、外遊びの鉄棒など自由に過ごせて楽しかったようです。何よりも、ママのお弁当が楽しみみたいです。
普段あまり話さない分、家庭ではものすごい勢いでずっとお喋り(笑)、本人はこれでバランスを取っているんだと思います。
学童は僕も初めて。「こんなにたくさんの子どもたちが利用してるんだ」とビックリでした。うちの両親は、当時としては珍しく共働きでしたが、祖父が専業農家だったのでその周辺をウロチョロしながら面倒を見てもらい、近所に同い年が多かったので、遊びに行くとご飯を食べさせてもらって自宅に帰っていた記憶があります。祖父と地域コミュニティ(これは世代を超えた信頼関係があるかこそ)が学童代わりでした。
核家族で共働きだと、学童がなければ子育ては難しいとここ数日実感しているところです。ここに引っ越して5年ほど、子どもを預けることができる関係性があるわけでもなく、人付き合いがあまり良くない僕は難しいですね(笑)
小学校に入る前から学童に向かう娘の姿が小さな勇者のようで、ちょっとした感動を覚える日々です。ただ、さすがに今日は疲れたみたいで、『忍たま乱太郎』を観ながら19時頃にはウトウトでした。
子どものがんばりのおかげで僕も仕事ができ、研究室で受託したフードバンクの調査に関する報告書のまとめがほぼ完成し、コモンズから出版予定の編著『農の力で都市は変われるか(仮)』の第3章をほぼ書き上げました。はじめにともう1章はこれから仕上げます。
僕が代表を務めた『産官学連携による社会課題の解決型アクティブ・ラーニングに関する研究』の最終報告書も刷り上がりました。コロナ禍の中で4年間の研究プロジェクトとなりましたが、こうやって形になるのは嬉しいものです。