【Noita】ピンポン軌道について【About Ping-pong path】
取り急ぎの備忘録。
私自身が速度上昇させたチェンボが何故かピンポンするようになってしまったのが気になってので、まとめる事にしました。
2024/07/29:Epilogue2アップデートの内容と照らし合わせをしつつ、各部に追記しました。
ピンポンしない放射物について(About projectiles that do not ping-pong)
前提として、速度60未満の放射物はピンポンしません。
速度が60未満の場合は、一定フレーム毎に行われるはずのピンポンを行わないようにする処理が組まれています。
しかしながら、25フレームの寿命増加効果は残るため、純粋な寿命増加調整盤として運用することが出来ます。
この条件に当てはまる呪文は、有名なチェーンボルト(Chain bolt)や最近発見されたブラックホール(Black hole)、条件を知っていなければ危険に思えるプラズマカッター(Plasma Cutter)やプラズマビーム(Plasma beam)等があります。
しかし、この条件を満たす状態というのは実は少ないという問題点があります。
まず、呪文の速度にはランダム性が存在するという点。
先ほど例に挙げた呪文らのスピードはランダム性のない固定値40ですが、他の多くの呪文に記載されているスピードは中央値であり、上下に振れ幅が存在することが殆どです。
次に、杖の隠しパラメータに速度補正が存在する点。
端的に言ってしまえば、前述の呪文たちも速度補正が1.5倍以上の杖で撃てば、ピンポンするようになってしまいます。
加えて、ピンポン軌道は効果適応にタイムラグのある調整盤である点。
つまり、発射時ではなく、発射後3フレーム以降のタイミングのスピードで計算されるため、正確に考えるならば魔法の空気抵抗や重力の影響も計算しなくてはなりません。
先ほど例に挙げた中でもブラックホール(Black hole)は空気抵抗値が-0.2であり、普通に撃てば空気中で加速していくため、最初の数フレームの加速で速度60に届けばピンポンの対象となります。
また、重力で下向きに落ちればその分の移動もスピードとして加算されるため、重力の影響を受ける呪文は軒並み難易度が高くなってしまいます。
一応、この仕様を逆手に取れば、加速ショット(Accelerating shot)で初速度を落としてピンポンの判定をすり抜け、寿命増加効果だけを得る事も出来ます。
初速が60未満のピンポンが付与できる呪文
ここのリストに載っていても、前述の通り急加速する呪文に関しては、加速した数フレーム後の速度で計算される都合でピンポンしてしまうものが存在します。
そういった呪文は、こちらで確認したものは取り消し線を引いておきます。
また、念のために速度の乱数も乗せておきます。
加えて、強制的な寿命が付与されている呪文については、そちらの方で寿命が切れてしまい、ほぼ無意味になってしまうパターンも存在します。
→ 特殊な設定の寿命(強制寿命)について
50
・拡大球体(Expanding Sphere):±5
40
・ブラックホール(Black hole):±0
・デストリガー付きのブラックホール(Black Hole with Death Trigger):±0
・チェーンボルト(Chain bolt):±0・極度集中ライト(Intense concentrated light)ビーム部分:±0
・プラズマビーム(Plasma beam):±0
・プラズマカッター(Plasma Cutter):±0
・プラズマビームの十字架(Plasma Beam Cross):±0
・ホワイトホール(White hole):±0
26
・起爆性雷管(Explosive Detonator):±0
・遅延呪文詠唱(Delayed spellcast):±0
・テレポート詠唱(Teleporting cast):±0
8
・触覚を召喚する(Summon Tentacle):±0
・タイマー付きの触覚を召喚する(Summon Tentacle with timer):±0
5
・土のかたまり(Chunk of soil):±5
1.5
・呪われたスフィア(Cursed sphere):±0.5
1
・極度集中ライト(Intense concentrated light)杖部分:±0
0
・爆弾カート(Bomb cart):±0
・魂の爆発(Explosion of spirits):±0
・輪、フィールド系全般(base_fields):±0
・大魔法防御(Big magic guard):±0
・ギガブラックホール(Giga black hole):±0
・酸の雲(Acid cloud):±0
・血の雲(Blood cloud):±0
・オイルの雲(Oil cloud):±0
・雷の雲(Thundercloud):±0
・雨雲(Rain cloud):±0
・死の十字架(Death cross):±0
・ギガ死の十字架(Giga death cross):±0
・発掘ボルト(Digging bolt):±0
・爆破(Explosion):±0
・魔法の爆破(Magical Explosion):±0
・業火爆発(Explosion of brimstone):±0
・魔法防御(Magic guard):±0
・魂のミスト(mist of spirits):±0
・血のミスト(Blood mist):±0
・猛毒ミスト(Toxic mist):±0
・スライムミスト(Slime mist):±0
・毒の爆発(Explosion of poison):±0
・発掘ブラスト(Digging blast):±0
・グリッター散布フィールド(Glittering field):±0
・戻る(Return):±0
・台地の召喚(Summon Platform):±0
・壁の召喚(Summon Wall):±0
・雷爆発(Explosion of thunder):±0
・水平バリア(Horizontal barrier):±0
・垂直バリア(Vertical barrier):±0
・立方バリア(Square barrier):±0
・ギガホワイトホール(Giga white hole):±0
・お見通し(All-seeing eye):±0
ランダムで速度60未満になる可能性のあるピンポンが付与できる呪文
一応の一応ですが、リストを作っておきます。
ドロッパーボルト(Dropper bolt)なんかは数値上はピンポンしなさそうでしたが、重力の影響が強すぎて縦方向のピンポンが起こるといった結果で、活用は難しそうです。
200
・チェーンソー(Chainsaw):±200
100
・友好的なハエ召喚(Summon Friendly fly):±50
・ホタルの大群召喚(Summon Firebug swarm):±50
・ハエの大群召喚(Summon fly swarm):±50
・スズメバチの大群召喚(Summon Wasp swarm):±50
65・ドロッパーボルト(Dropper bolt):±15
ピンポンの折り返しの処理について(About the ping-pong process)
ピンポンの頻度は速度が速ければ速いほど頻繁になります。
実際の頻度は最初のピンポンが13フレーム、以降は最短で4フレームに1回、最長でも50フレームに1回行う設定になっています。
そのため、ピンポンルミナス等の速度を上げても通常以上に射程を伸ばすのは難しいです。
また、ピンポンで折り返す度に放射物のスピードは0.85倍に低下する(縦方向は更に補正が入る)ため、ピンポンを繰り返し続ければ何らかの手段で加速しない限りは速度が60未満となり、前述の条件を満たしてピンポンしなくなります。
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