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【Noita】効果適用にタイムラグのある調整盤について【About Projectile modifier spells with a time lag in the application of effects】

かなり推測が入っているので、間違っている可能性が大いにあります。
It is very speculative and could very well be wrong.


2024/08/15:Epilogue2アップデートの内容に対応しました。





原因の予想(Predicted Cause)

一部の放射物調整盤は、効果が付与された放射物が発射された直後の数フレームの間効果が適用されない謎の仕様があります。

トリガー先に貫通ショットを入れて敵に当てても、貫通の効果が出る前に敵に当たってしまう

この原因を推測すると、大本は呪文の内容が書かれたluaファイルにあると考えられます。
これらの調整盤は、共通して「呪文について書かれたluaファイルが外部のxmlファイルを呼び出し」→「呼び出されたxmlファイルが更に外部のluaファイルを呼び出し」→「呼び出されたluaファイルから効果が適用」という手順を踏んでいます。
この多重luaファイル呼び出しの構造が故に、読み込みでタイムラグが発生しているのではないかと私は推測しています。
この推測を正しい事として話を進めると、このタイムラグを明確に何フレームかを断言するのは難しいどころか、条件によってタイムラグに差がでる可能性もあります。
その為、この仕様を精密な杖ギミックに組み込むことは難しいのではないかと思われます。



前述の条件を満たす調整盤一覧(List of projectile modifier spells that meet the aforementioned criteria)

壁に密着して弾を撃つと、物質イーターの効果が出る前に壁に当たってしまう

ダメージ変更や詠唱遅延変更等が記載されている調整盤に付いては、それらは時間差なく適用されます。なぜなら、外部luaファイルではなく大本に記載されているからです。
あくまでこれらの調整盤の中に、タイムラグのある効果が含まれている(と考えられる)リストです。


対象呪文のリスト

・加速ショット(Accelerating shot)
・自動照準(Auto-Aim)
・回避アーク(Avoiding arc)
・起爆性バウンド(Explosive bounce)
・バキュームバウンド(Vacuum bounce)
・幼生バウンド(Larpa Bounce)
・レーザーバウンド(Laser bounce)
・プラズマビームバウンド(Plasma Beam Bounce)
・ライトニングバウンド(Lightning bounce)
・スパークリーバウンド(Sparkly bounce)
・バブルバウンド(Bubbly bounce)
・内なる呪文(Inner spell)
・連続呪文(Chain Spell)
・カオス軌道(Chaotic path)
・ドリルショット(Drilling shot)
・クラスターボルト(Clusterbolt)
・青の光(Blue Glimmer)
・緑の光(Green Glimmer)
・透明の呪文(Invisible Spell)
・オレンジの光(Orange Glimmer)
・紫の光(Purple Glimmer)
・虹色の光(Rainbow Glimmer)
・赤い光(Red Glimmer)
・黄色の光(Yellow Glimmer)
・地震ショット(Earthquake shot)
・減速ショット(Decelerating shot)
・Meteorisade
・エッセンスからエネルギーへ(Essence to Power)
・爆破解除(Remove Explosion)
・集中爆破(Concentrated Explosion)
・火の玉スローワー(Fireball thrower)
・双方向火の玉スローワー(Two-way fireball thrower)
・不完全爆発(Fizzle)
・浮遊アーク(Floating arc)
・下方飛翔(Fly downwards)
・上方飛翔(Fly upwards)
・加速ホーミング(Accelerative Homing)
・放射物エリアテレポート(Projectile Area Teleport)
・照準アーク(Aiming Arc)
・水平軌道(Horizontal path)
・カオス幼生(Chaos larpa)
・痕跡複製(Copy trail)
・幼生爆発(Larpa Explosion)
・下方幼生(Downwards larpa)
・上方幼生(Upwards larpa)
・プラズマビームスローワー(Plasma Beam Thrower)
・強化プラズマビーム(Plasma Beam Enhancer)
・稲妻スローワー(Lightning thrower)
・線形アーク(Linear arc)
・ノッラ(Nolla)
・鋸刃の軌道(Sawblade Orbit)
・火の玉の軌道(Fireball Orbit)
・幼生の軌道(Orbit Larpa)
・プラズマビームの軌道(Plasma Beam Orbit)
・核爆弾の軌道(Nuke Orbit)
・スパイラルショット(Spiral Arc)
・フェージングアーク(Phasing Arc)
・貫通ショット(Piercing shot)
・ピンポン軌道(Ping-pong path)
・量子分裂(Quantum Split)
・カオスの魔法(Chaos magic)
・バウンド排除(Remove Bounce)
・下方ボルトバンドル(Downwards bolt bundle)
・八角ボルトバンドル(Octagonal bolt bundle)
・呪文からエネルギーへ(Spells to Power)
・軌道ショット(Orbiting Arc)
・触覚発生器(Tentacler)
・カオス変異(Chaotic transmutation)
・真の軌道(True Orbit)
・ヌルショット(Null shot)


一部の呪文について

クラスターボルト(Clusterbolt)

寿命が極端に短い呪文に付与すると条件を無視して起爆する

この呪文は「スピード50未満で呪文が消滅した場合、散弾を発射する」という効果を持っていますが、この条件が曲者となっています。
前述の通り自身の処理がされる前に対象の放射物が消えてしまっていると、放射物の速度が取得できずに仮入力されている0の値で計算を行います。
そして、「放射物が消滅」「速度が50未満」という両方の条件を満たすため、即起爆すると言った感じになります。



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