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【Noita】1層鉱山で手に入る5マナ放射物について【About the 5 mana projectile spells that can be picked up the 1 layer mine】

初心者向けを意識した内容になります。





手に入る呪文のリスト(List of the spells)

・空気破裂(Burst of air)
・スパークボルト(Spark bolt)
・スピッターボルト(Spitter bolt)
・バウンドバースト(Bouncing burst)
・バブルスパーク(Bubble spark)



前書き(Introduction)

結構めんどくさい事書くので、読むの面倒でしたら目次から各項目に飛んでください。

Noitaの呪文の取捨選択は麻雀の役を揃える事に例えられることがあります。
基本的に何が手に入るかはランダムである事と、ランダムながらも自分の手牌や周囲の状況から「どの牌が重要なのか」といった絞り込みを行える事が特に似ています。
「派手な役満(麻雀の上がり役で一番強い物)ばかりを考えて、堅実な形の完成形を見逃して負ける」。麻雀に例えるとこういったことは、ある程度Noitaの杖編集が分かってきた初心者が陥りがちだとも思います。

たまに「Noitaで強い呪文ってなんですか?」という質問を受ける事がありますが、本質的にNoitaの呪文はそれ単品で強い、弱いとは語れないものが多いです。
普段「弱い」と言って捨ててる呪文も、手札の偏りで「お前が来てくれて助かった」と言って大喜びで使う事もありますし、逆に普段「強い」と言って出てくると喜ぶ呪文であっても、手札の偏りで「今お前来ても使えないから要らない」ってなる事も多々あります。

大事なのは「この呪文にはどんな役割があるのか」という活用手段をどれほど理解しているのか、という点になります。
手札で活用手段が被ってるものを捨て、被らないように残す事で、後から何を手に入れても強くなれる手札を整えておくことが、非常に大事です。
どれほど自他の評価が低い呪文でも、活用手段があり手札に代用手段が無いのであれば、それは十分重要な手札です。

この記事は1層で手に入る呪文の個人的な活用法をまとめていますが、これはこれらの呪文が後で手に入る何とコンボが組めるのかといった目安になっています。
1層で手に入りやすく、メインの杖の基点になりやすい軽めの放射物呪文は、その後の全ての構成を左右することもあるからです。
「今回はこれが手札に来たから、これとこれは良い感じになりそうだな」「うーん、今回は初手がこれだから、これはあまり生かせなさそうだ」、そういった取捨選択の判断基準になります。
あくまで私の意見になるので鵜呑みにはしないでいただきたいですが、参考になれば幸いです。



各呪文の説明(Description of the spells)

空気破裂(Burst of air)

あんまりみんなから好かれないやつ

放射物単体の基礎設定
マナ流出(Mana drain):5
ダメージ(Damage):5.75
爆破ダメージ(Dmg. Expl):0
爆破範囲(Expl. Radius):0
拡散(Spread):0
放射物速度(Proj. Speed):400 ± 50
寿命(Lifetime):40 ± 7
ノックバック(Knockback):100
物体への衝撃度(Physics impulse):100000
バウンド(Bounces):0

同時詠唱全てに影響を与える設定
詠唱遅延(Cast delay):+3F(約0.05秒)
拡散補正(Spread Modifier):-2

その他の設定
・炎に触れると放射物自体が炎上して燃え広がる
・電撃チャージ(Electric charge)を付与しても地形に電撃を通電させない

総評
高いノックバック力がデメリットとして働く事が多い点と、炎上によってプレイヤーに火を付ける点が扱いづらく、敬遠されがちな放射物。
しかしながら、マナ対ダメージはスピッターボルトの次に高く、拡散を下げる効果もスパークボルトやバウンドバーストよりも高い。
また、岩やプロパンタンクを吹き飛ばして質量弾として運用できる性質は放射物の中では唯一と言ってもよく、爆破範囲の関係で電撃チャージを低リスク運用できる点はバウンドバーストと共通の強みであり見逃せない。
前述の通り扱いづらい面もあるが、最終系で必要になるパターンもあり得る為、数個握っておくことで勝利につながる事もあり得ると言える。


スパークボルト(Spark bolt)

弱い(大嘘)

放射物単体の基礎設定
マナ流出(Mana drain):5
ダメージ(Damage):3
爆破ダメージ(Dmg. Expl):0
爆破範囲(Expl. Radius):2
拡散(Spread):0
放射物速度(Proj. Speed):800 ± 50
寿命(Lifetime):40 ± 7
ノックバック(Knockback):0
物体への衝撃度(Physics impulse):300
バウンド(Bounces):0

同時詠唱全てに影響を与える設定
詠唱遅延(Cast delay):+3F(約0.05秒)
拡散補正(Spread Modifier):-1
クリティカルチャンス(Crit. Chance):+5%

総評
アーリーアクセスの頃の固定初期呪文。
ノックバック力が無い事とそのまま単体運用だと力が発揮できない点で、説明文の「弱い」という表記を信じてしまう人も多い。
しかしながら、微弱な拡散値を下げる効果とクリティカルを加算する効果は同時詠唱内全てに乗る為、何らかの手段で詠唱遅延を踏み倒す事が出来れば火力の効率は非常に高い。
計算上は、弾が3発出すトリプリケイトと比較した時でさえ、11個同時詠唱の時点でスパークボルトの方がダメージ効率が上になる。
また、魔法のミサイル等の単発火力の呪文と同時詠唱するだけでも、わずかとはいえクリティカルと拡散値を下げる効果が有効になる上、テレポートや治癒のボルト等の拡散値を下げたい呪文とも相性が良い。
総じて、ほぼ全ての呪文と相性の良い万能呪文の一端である為、数を確保できるのであればしておきたい呪文と言える。


スピッターボルト(Spitter bolt)

火力はピカイチ

放射物単体の基礎設定
マナ流出(Mana drain):5
ダメージ(Damage):7.5
爆破ダメージ(Dmg. Expl):0
爆破範囲(Expl. Radius):2
拡散(Spread):0
放射物速度(Proj. Speed):500 ± 100
寿命(Lifetime):25 ± 7
ノックバック(Knockback):1
物体への衝撃度(Physics impulse):3500
バウンド(Bounces):10

同時詠唱全てに影響を与える設定
詠唱遅延(Cast delay):-1F(約0.02秒)
拡散補正(Spread Modifier):+6

その他の設定
・爆破範囲に炎を生成しない

総評
マナ対ダメージの効率が一番良い代わりに、寿命と拡散精度が低いという分かりやすい呪文。
若干の詠唱遅延を下げる効果もあるが、拡散を増やす効果の方も累積する為、手元から束ねて撃つのには向かない面が目立つ。
拡散と射程を踏み倒す手段としては、ピンポインターの特典かトリガー呪文で運用するのがベターと言える。
ヒーシの基地のような入り組んだ狭い地形なら、単発でもある程度連射が出来ればどうにか出来るくらいの力はある為、序盤は頼りにしても良い。
また、起爆性放射物と組み合わせて爆破範囲を拡大した際に、爆発に地形破壊力が無い代わりに、炎上と黒い焦げ跡を付ける事も無いというメリットも存在する。
癖は強いが生かしきる手札であれば様々な局面で生きる、良い呪文である。


バウンドバースト(Bouncing burst)

連射してるとポーションを割っちゃうやつ

放射物単体の基礎設定
マナ流出(Mana drain):5
ダメージ(Damage):3
爆破ダメージ(Dmg. Expl):0
爆破範囲(Expl. Radius):1
拡散(Spread):約0.6
放射物速度(Proj. Speed):700 ± 50
寿命(Lifetime):750 ± 7
ノックバック(Knockback):0.4
物体への衝撃度(Physics impulse):1200
バウンド(Bounces):10

同時詠唱全てに影響を与える設定
詠唱遅延(Cast delay):-2F(約0.03秒)
拡散補正(Spread Modifier):-1

その他の設定
・スピードダメージスケールによって放射物ダメージが「命中時のスピード/発射時のスピード」の補正を受ける
・電撃チャージ(Electric charge)を付与しても地形に電撃を通電させない

総評
スーパーボールのような呪文であり、実際内部名もスーパーボールな呪文。
詠唱遅延と拡散が下がる効果で手元から連射はしやすいが、スピードスケールの都合で速度の減衰の影響がダメージにも影響するため、豆鉄砲になりがち。
スピードスケールを生かした構成もあるにはあるが構築難易度が高い上、必要パーツがあればナイトメアですらクリア可能な杖が他の呪文でも組めてしまう為、用途はかなり限られる(一応、幼生オービットの幼生部分のダメージでノーマルならどうにか出来る程度の火力を出せる独自のシナジーはある)。
寿命とバウンド数を生かしてライトの調整盤を付与することで、広範囲を照らす明かりとして運用できると、疑似的なお見通しとなるので便利。
空気破裂の項目でも触れたが、爆発範囲が十分に小さいために電撃チャージで地形に通電させない性質を持ち、バウンド回数と寿命の都合こちらの方が射程が長いため遠距離から相手を封殺するのには向いていると言える。
火力を出すのは難しいが、補助的な効果と相性が良いサポート性能の高い呪文。


バブルスパーク(Bubble spark)

めっちゃ連射しやすいやつ

放射物単体の基礎設定
マナ流出(Mana drain):5
ダメージ(Damage):5
爆破ダメージ(Dmg. Expl):0
爆破範囲(Expl. Radius):4
拡散(Spread):約22.9
放射物速度(Proj. Speed):250 ± 50
寿命(Lifetime):100 ± 7
ノックバック(Knockback):0.5
物体への衝撃度(Physics impulse):2000
バウンド(Bounces):20

同時詠唱全てに影響を与える設定
詠唱遅延(Cast delay):-5F(約0.08秒)

その他の設定
・爆破範囲に存在する液体を少し消滅させる

総評
マナに対して火力が大きい事と拡散が大きい点はスピッターボルトと同一視されがちだが、向こうは同時詠唱全てに拡散を付与するのに対してこちらは自身にのみ拡散があるだけなので、手元からまとめて撃っても他の呪文は真っすぐ飛んでくる。
そのため、その大きな詠唱遅延減衰効果で杖の詠唱遅延を軽減する目的に運用するのは結構便利。
この記事で紹介した呪文の中では一番爆発が大きいため、バウンドを無くしたり強引に壁に押し付けたりすれば、そこそこの地形を掘削することができる。
また、爆発範囲の液体を除去する効果もある為、特殊な用途として爆破範囲を拡大して運用される事もある。
寿命とバウンド数を生かしてライトを付与し視界を確保できる点はバウンドバーストと似ているほか、ホーミングを付与した時にしつこく相手を追尾してくれる面も良い。
全体的な性能から、自身の拡散さえどうにか出来れば非常に便利な呪文であると言える。



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