はんぺん

元エコノミスト。トレーダー。

はんぺん

元エコノミスト。トレーダー。

最近の記事

【3/22-26】見るべきは金利じゃなくて原油

■米金利 原油価格の再上昇をカタリストに米長期金利は1.75%を上抜け、さらに上昇する公算が高い。 先週末時点でBEIは2.3%と歴史的に見てもかなりの高水準。BEIの上昇余地が乏しいと思われるなか、長期金利がさらなる上昇を見せれば現在-0.5%台後半の実質金利がさらに0%の水面に近づく。何度か指摘している通り、これまで「実質金利が0%に近づく段階でFedから何らかの形で長期金利に対する牽制が為されるのではないか」と考えていた。 しかし、先日のFOMCでFedがなお現在の長期

    • 【最安値】ネスプレッソカプセルを公式から55円/個で買う方法【NESPRESSO】

      ネスプレッソは販売チャネルのコントロールが上手く、純正カプセルはなかなか安価に入手できない。純正カプセルで最も安い定価81円/個のカプセルの最安値ラインはメルカリでも70円/個くらいだ。 しかし、以下の手順を踏めば81円/個のネスプレッソ純正カプセルが55円/個で手に入る。 (1)コインプログラムでエッセンサミニプランを契約コインプログラムを【エッセンサミニプラン】【カラー:ホワイト】で契約。 コインプログラムとは、 100円+1,900円×12ヶ月=22,900円を

      • 【3/15-19】グロース株安売り中

        ■米金利 今週の終値ベースで言うと、FOMC次第なので分からん。実質金利が0%近辺に近づいてFedから金利高への牽制があるまでは金利上昇が続くとみている。最近のFedからのメッセージに鑑みると、今回のFOMCでそのような発言があるとは思えない。今回のFOMCについて、 ハト(金利上昇牽制、Dots不変、SLR延長など)→金利はいったん調整した後、年末にかけて上昇 タカ(金利上昇容認、Dots前倒し、SLR終了など)→金利上昇継続 ■株◎ 上昇。Fedがタカ的な姿勢を見せて金

        • 【3/8-12】カナダドルを中心に触りたい

          ■米金利 上昇継続。実質金利が0%近辺に近づき、Fedから強い牽制が出てくるまでは上昇が続くとみている。 ■株 上昇。金利は上昇が続きそうだが、目が慣れてしまえば景気敏感株を中心に再び買いが集まろう。今週中にダウが史上最高値を更新する可能性もある。 ■ドル円 リスクオンおよび日米金利差拡大でドル高円安。ただし、現在の上昇ペースは早いので日柄調整が必要か。 ■ユーロドル→○ 市場は11日のECB理事会における金利上昇牽制を警戒し、金利上昇に対する欧米当局の姿勢の違いを反映

          ドルインデックスとは/ドル安に終わった2020年

          ドルインデックスとは、世界の通貨のなかでドルが高いのか安いのかを判断するためのインデックスだ。日常会話レベルではユーロドル相場だけをみてドルが高いのか安いのかを判断をすることがあるが、当然、これだけでドルの高安を判断することはできない。 為替というのは、他国通貨に対し対象国通貨が買い越されているのか、売り越されているのかでレートが決まる。たとえばドル円相場だけを見たとき、ドルを買って円を売る人が、円を買ってドルを売る人に比して多ければドル円相場は上昇する(円安ドル高になる)

          ドルインデックスとは/ドル安に終わった2020年

          米金利はどこまで上がる?株バブル崩壊?

          マーケットの焦点は足もと上昇中の米金利。 古典的な経済学の文脈で、一般的に金利の上昇は株価の下落要因とされる。しかし、今回の金利上昇は必ずしも株価の下落を誘発するものではないと考えている。 そもそも、現在なぜ金利が上昇しているのかというと、期待インフレ率(BEI)が上昇しているから。 現在上昇しているのは名目金利(US 10YR Tield)で、実質金利(TIPS 10YR Yield)はさほど上昇していない。名目金利と実質金利の関係は以下の関係式で説明される。 名目

          米金利はどこまで上がる?株バブル崩壊?

          世界のワクチン接種状況と日本のワクチン接種完了時期

          現在の世界のCOVID-19ワクチン接種状況はこんな感じ。 これは国民100人当たりのワクチン接種回数を表したもの。一般的にCOVID-19ワクチンは2回の接種が必要とされるため、非常に大雑把に考えると、この数値が200回を記録すると全国民のワクチン接種が完了したということになる。 集団免疫の要件を「人口の7割の免疫獲得」と仮定すると、とりあえずはこの数値を200回×70%=140回に近づけることが各国の当面の目標となる(本稿ではこれを「集団免疫獲得ライン」とする)。

          世界のワクチン接種状況と日本のワクチン接種完了時期

          【K/D1.0未満】野良でダイヤ帯に行く方法【Apex L egends】

          FPS未経験からソロで安定してダイヤ帯に到達するようになったのでその方法を簡単にまとめた。 1. 初動落ちは犯罪絶対に初動の武器ガチャ戦闘をしない。 他パーティと被らない場所へ降りる。ジャンプマスターに自信がなければ名前が付いていないような場所に降りても良い。物資は弱いが初動落ちするより100倍マシ。 ランクマでは「初動落ち」こそが一番の禁忌。 2. 戦闘は漁夫るときか、人数有利がとれそうな場合のみ戦闘の9割は漁夫。ただし、漁夫られるリスクが低いことが前提(戦闘中も常に周

          【K/D1.0未満】野良でダイヤ帯に行く方法【Apex L egends】

          東京462人、緊急事態宣言再発令の妥当性

          8月7日、東京都では新たに462人のCOVID-19(SARS-CoV2)感染者が確認された。 これをうけ、「重症化率が低位だからといって安心できない」「緊急事態宣言の解除は失敗、再発令を」との言説が一部で高まっている。これらの意見に妥当性が認められるのか検証したい。 そもそもの論点はなにかCOVID-19が話題に登ってから半年、未だにこの点を明らめぬままに進む議論も散見されるため、改めてCOVID-19(延いては感染症一般)に関する論点を整理したい。 結論から述べると

          東京462人、緊急事態宣言再発令の妥当性

          攻殻機動隊 SAC_2045 7話『はじめての銀行強盗』の解説

          攻殻機動隊 SAC_2045 ep07『PIE IN THE SKY/はじめての銀行強盗』にて、バトーが仕掛けたことを軽く解説。 ①バトーとカエデの資金をまとめて1つの口座に入金バトーの約1,000万+カエデの約200万=約1,200万円ドルの資金を用意。 ※円ドル=2045年における日本の通貨単位 ②①の資金を担保に仮想通貨QWEを借りる約1,200万円ドルを担保に約2万QWEの仮想通貨を借りる。 ここでのポイントは、円ドルでQWEを「買って」いるのではなく、円ドル

          攻殻機動隊 SAC_2045 7話『はじめての銀行強盗』の解説

          2番底はどこ?/欧米でのCOVID-19ピークアウト/コロナ終息後の世界

          2番底はどこ?株価が2番底をつける蓋然性は相当程度低下し、反対に「買い遅れ」リスクが高まっていると考える。 株価が2番底を探る展開になりにくい理由としては、 (1)現在の株価はすでに4-6月期におけるGDP成長率の大幅低下(米国で年率換算20%以上)を織り込んだ水準にある (2)過去のショック対比で経済・金融政策がクリティカル且つ大規模(中小企業の資金繰り支援、大規模金融緩和、個人に対する現金給付<※ヘリコプターマネー>) (3)みんなが2番底を待っている(全員が2番

          2番底はどこ?/欧米でのCOVID-19ピークアウト/コロナ終息後の世界

          メガバンクによる「口座維持手数料」の導入について解説します(後編)

          2chの便所の落書きに逐一いちゃもんつけるクソnoteの後編です。 4. 「銀行は儲けすぎなのにまだ我々から金をとるのか」机上で数字弄るだけの商売で中の人が高給取りすぎなんよ 今の時代炎天下や極寒の中で現場作業してる人のがよっぽど価値がある おっしゃる通りです。 と、言いたいところだが、話はそうも単純ではない。 金融業に対する批判でもっとも多い批判の一つが「金融は虚業」というものだろう。 たしかに、金融業は製造業や建築業といった実業ありきで成り立っており、目に見えな

          メガバンクによる「口座維持手数料」の導入について解説します(後編)

          メガバンクによる「口座維持手数料」の導入について解説します(前編)

          日本の金融リテラシーが低すぎる。 当noteでは、2chのレスに逐一ツッコミを入れる形で、現在の日本の金融について軽く解説を行う(便所の落書きにムキになるなよ)。 このnoteの呼び水となったのは以下の2chまとめ。 このまとめで取り上げられた元記事の概要としては、「メガバンクを中心とした銀行が、一般人の銀行口座に対するマイナス金利(口座維持手数料)の適用を検討している」というもの。もし、これが導入された場合、我々一般人でも、銀行にお金を預けているだけでお金が目減りして

          メガバンクによる「口座維持手数料」の導入について解説します(前編)

          【相場観】19/10/31

          僕言いましたよね? 下掲noteで書いた通り、ユーロドルは1.11ドルに乗せ、ドル円も109円台を試す展開に(29日に一瞬突破済み)。ベースはやはり米国経済の底堅さ。 ちなみに冒頭の句はバーチャルトレーダーとして噂に名高いManager2525氏の金言。 先ほど発表された米7-9月期GDP(速報値)は前期比年率+1.9%と、Bloombergがまとめた事前の市場予想+1.6%を上回る結果に。(こちらはあまり過信すべきでないが)同じく先ほど発表された10月の米ADP民間雇

          【相場観】19/10/31

          【相場観】19/10/23

          材料出尽くし感で動意に乏しいが、ベースはリスクオン相場の継続か。 現在はユーロドルの押し目買いを基本戦略と考えている。特に、現在の水準(1.1120ドル近辺)には割安感を感じるので、積極的にポジション構築したい。 Brexitに関して、離脱協定案早期成立のための短期の審議日程案こそ否決されたものの、離脱協定案自体は可決され、合意なき離脱のリスクは大きく後退した。 今後は、①離脱期限が延長され、②解散総選挙実施のうえ保守党が単独過半数を獲得、③合意ある離脱へというシナリオ

          【相場観】19/10/23

          【相場観】19/10/22

          米国決算は思ったより悪くなさそう。 ゴールドマンサックス、JPモルガンなどの米国金融機関を皮切りに、先週から米国の19年3Q(19年6-9月期)の決算発表が始まった。10月18日時点で、S&P500構成企業のうち、約15%が決算発表を終えている。 19年3Qの決算では、16年2Q以来となる純利益(Earnings)のマイナス成長が予想されている。中国や欧州の景気減速、激化する米中貿易摩擦が背景だ。ただし、過度な悲観は不要。 ■図表 S&P500構成企業全体における売上高

          【相場観】19/10/22