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HANOWAのみんなへ。2024年7月号

HANOWAのみんなへ。
7月もお疲れ様でした。

マッチング回数 1.15%↑
GMV  1.50%↑

本当は鬼門の8月を迎えるにあたって
もう少し伸びて欲しかった7月でした。
一方、当の8月は
例年お盆休みの影響で
ガクンと落ち込むものの、
今年に関しては
思いの外下がらなさそうな状況です。 

バックオフィスが大事。とても。

いつもこのコーナーでは
HANOWAに参画するみんなを
いかにエンパワー出来るかと思って
筆をとっています。

今日は
なんでHANOWAはここまで死なずに
やってこれたのか?
を創業者目線で述懐してみたいと思います。

自分で言うのもはばかられますが、
皆さんがあらいに対して持つ印象って
「言葉遣いが汚い」とか
「大胆」とか
「リスクテイカー」とか
色々あるかも知れません。

もしそうだとしたら
みんな騙されてるなー
と思っていて
(「言葉遣いが汚い」は合ってる)、
多分このslackの中で
抜群にバランス感覚に優れてるのが
あらいです。

防御に対するリスク感度が
実はめちゃめちゃ高くて、
まず守り、守備から考え、
安全圏の中で
大胆にリスクを取っているのが
実態なんじゃないかと思います。
 
というか、
 
世に出回ってる
起業家譚のようなものは、
リスキーで奇想天外な
ジェットコースターのような物語が
やっぱりウケるので、
そんな側面に脚光が当たりがちです。

しかし、光が当たりにくいだけで
裏側ではみんな当たり前のように
守備を完璧に固めて
その上で安全圏内の挑戦をしているはずです。

その上で冒頭に戻ると、
「なんでHANOWAはここまで
死なずにやってこれたのか?」
の理由は何か1つだけでは決してありません。

今年の6月7月8月とかは
グラフの伸びは横ばいですが、
総じて右肩上がりのグラフは
気分アゲアゲになるので、
マーケットやプロダクトや
タイミングなどの要因に
光が当たりがちです。

でも、
実は忘れられがちな大きな要因として、
死なない為に何とかして
兵站を集め続けてきた
ことも
無視できない事実です。

これはHANOWAという船に乗って、
プロダクトを作ったり、
マーケ施策を打ったり、
サポートに従事してると
なかなか見えてこない現実で、
世の多くの企業では
今日もどこかでBiz側と
バックオフィス(コーポレート)側との間で
軋轢や争いが絶えません。
 
何でこんな話をしてるかというと、
最新のcotenラジオのシリーズが「秀吉と家康」
でして、
実は秀吉がバックオフィスの達人だったから
天下を統一できた。
という解説に心底感銘を受けており、
ちょうど今の
個人的なホットトピックでしたので取り上げました。
 
戦国時代の武将の中で、
あまりにも低い身分で
現場のロジスティクスや力作業に従事した秀吉。
平民たちの大衆心理も深く理解し、
偶然生まれたエリアが実力主義の権化の
織田信長のお膝元だった為、
家柄を無視した異次元の出世を果たします。

その結果、戦国時代に類を見ない
現場のロジや段取り力を身につけた
戦国武将が爆誕し、
武力ではなく段取り力ロジスティクスの力
城攻め、兵糧攻めを繰り返し、
自身の兵力を失わずに
数多くの城を落としたことで
天下統一まで駆け上がったわけでした。
 
バックオフィス、コーポレートが大事
ということは、
みんなが独立する時も、
最後の最後まで手をつけなかったり、
優先順位を後回しにしがちなことなので、
どこかで書きたいなと思っていました。
 
案外HANOWAの場合は
小さな頃から新井が
しこしこと資金繰り表を作ったり、
銀行から信頼される決算書作りとかを
意識してやってきました。

これを何もドヤりたいわけではなく、
みんなが独立した時、
絶対に見えなかったことだと思います。

「項羽と劉邦」という
中国の物語があります。

劉邦は項羽に負けまくるんですが、
最後に一勝だけして
漢帝国を作る話です。

劉邦が負けまくることができたのは、
蕭何(ショウカ)という
天才CFOが完璧なバックオフィスを整え、
逃げ道とご飯と武器と
お金の工面をしまくったからです。
 
負けまくることができる体制を整える
というのは、
みんながスタートアップをする上で
とても大切だと思うよ。
というお話でした。

今月はそんな感じです。
では
あらい

追伸:
今の段階のスタートアップで
フルリモフルフレにも関わらず
「ハラスメント研修」を開催するのも、
「リスクを未然に防ぐ」という、
まぁそういうことです。

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