ポーチの中の宇宙
ちょうど一年前に書いた記事の答え合わせである。
念願だった薄型のミラノコレクションフェースアップパウダーを手に入れて果たしてポーチは小さくなったのか。
スーザンベルのポーチMを長いこと使い続けている。この配色が非常にわたし好み。多少持ち歩くアイテムが増えても困らないゆとりのあるサイズ感、容量に合わせてくたっとしなる生地感がちょうどいい。
上段の左端から時計まわりに。
①ミラノコレクションGR2025 フェースアップパウダー
数日前までここにはコスメデコルテのフェイスパウダーが鎮座していたのだけれど、薄型ミラノコレクションが届いたので、入れ替えた。
コスメデコルテのフェイスパウダーはコストパフォーマンスにも優れた名品に違いないのだけれど、なにしろケースの厚みが約4.5㎝もあるので持ち歩きに適しているとは言い難い。それでもわたしはここ何年もずっとこのフェイスパウダーをポーチに入れて持ち歩いており、これこそがわたしのバッグが膨らみがちな原因だと思っていた。
ミラノコレクションのフェースアップパウダー。約4㎝の厚みがあった厚型に比べると薄型の厚みは約2㎝と半分ほどなのだけれど、それでもめちゃくちゃ薄型というわけではなく、めちゃくちゃコンパクトというわけではないので、それなりにかさばりはする。早い話が、コスメデコルテのフェイスパウダーをミラノコレクションの薄型フェイスアップパウダーに替えたところで、ポーチやバッグのサイズや重さに劇的な変化はないということである。持ち運びを想定してか厚型の時にはなかった黒いベルベット素材のケースが付いていたので、それに入れてケースが傷つかないように大事に持ち歩いている。ミラノコレクションの美しいケースのおかげで化粧直しのたびに気分があがることは間違いない。コスメデコルテのフェイスパウダーは家置きにしてもちろん使い続ける。
②エリクシール シュペリエル つや玉ミスト
メイクの仕上げに2~3プッシュをシュっとするのが習慣になってしまっているので、家置き用と持ち歩き用のポーチの中に1本ずつ常備しているつや玉ミスト。80㎖となかなかの大容量なので、ぜんぜんなくならない。いつ買ったものかわからないものをいつまでも使い続けている。フェイスパウダーよりなによりバッグがかさばる原因はこれなのでは?という疑問には気がつかないふりをして。つや玉ミストにはクールタイプもあって夏場はクールタイプを使いたいところだけれども、買い替えのタイミングが夏場とは限らないので、夏場でもクールでないタイプを使っていたり、冬場でもクールタイプを使い続けていたりと、つや玉ミスト生活は混沌を極めている。半分くらいの量で、持ち歩きやすいコンパクトタイプがあるといいのになぁと思い続けている。
③MARKS&WEBのウッド ヘアコーム
本来はケース的なものに入れてからポーチに入れておくべきなのだろうけれど、いつからかずっと裸のままポーチに入れられていて気の毒。
④小さいハサミ
ずっと前に、ロングスカートの裾からぴよーんと糸が出ていてそれを引っ張ったらなんと裾が一周きれいにほどけてしまって、びろんびろんのほどけた裾を前になすすべもなく立ちすくんでしまったことがあったので、それ以来、ポーチにこの小さいハサミを入れて持ち歩いている。飛び出した糸は決して引っ張ってはならない。切ること。もしも飛行機に乗ることがあれば、かわいいミニハサミでハイジャックを企図した危険人物として取り調べを受ける可能性があるので、飛行機に乗る時にはポーチから出しておくことを忘れない。
⑤バッグハンガー
もともと色や柄がついていたのか、そもそも無地のシルバータイプだったのかも思い出せないくらいずっと前に誰かにもらったバッグハンガー。もらった当初は、ちょこちょこ使っていたような気がするのだけれど、ここ数年使った記憶がない。もう使わないような気がしながらも惰性でポーチに入れ続けているもの。これを機にポーチから出してしまおうかな。
⑥ジバンシーのコンパクトミラー
10年以上前に、同じ職場で働いていた方から頂いたもの。誕生日プレゼントだったか退職の餞別だったか。2面タイプで、そのうち1面が拡大鏡になっているので、人と会う前に前歯に青のりがついていないかを確認するための必需品。ジバンシーのロゴはあまり好みではないものの、前歯の青のりチェックにいつも大変お世話になっております。
⑦目薬
こまめに目薬をさす習慣がないので、使用期限が切れている可能性もあり、怖くて使えないままポーチに入っている。これを機に捨てようと思う。乾燥を感じたら目薬などに頼らず気合で涙を出して乗り越えていきたい。
⑧ヴァセリン ペトロリューム ジェリー リップ レギュラー
押しても押しても出てこないという立てこもり事件からしばらくして、ダメもとで押してみたら普通にするっと出てきた。そしてめちゃくちゃ潤う。気温だろうか。今の季節でもまだ再びの立てこもり事件は勃発していないので、これから先、また出てこなくなるようだったら他のものを検討することも念頭に置いてはいる。
あとは、画像左下の横向きに置いたアイテムを上から順に。
⑨エレガンス アイブロウ スリム
夏場は特に気がつけば汗とともに眉尻が消えていることもままあるので、消えたら描く。高いだけのことはあって、ささっと軽く消えた部分をなぞるだけできれいにアーチが蘇るので、もうアイブロウスリムなしでは生きていけない。
⑩HAKUHODOのプッシュアップ式リップブラシ
ずいぶん前に購入したので、値段をすっかり忘れてしまっていたけれど、今は¥4,730 (税込)で販売されているらしい。お嬢様価格である。リップはリップラインを雑にはみ出すと途端にだらしない印象が出てしまうので、鏡できちんと確認して、リップラインを整えることを忘れない。
⑪エレガンス ブリリアント ルージュ ビジュー
リニューアルしたもよう。唇の荒れやすいわたしが安心して使える貴重なルージュなので、これを機に、リニューアルしたクラルテルージュビジューを見に行ってみようかな。秋冬らしいカラーバリエーションにココロオドル。
⑫突然のムヒ
ずーっと昔からわたしのポーチにはなぜかムヒが常備されているのである。蚊にさされた時に、ポーチからムヒを取り出してすっと塗れば、ひんやりとした感覚と共にかゆみも落ち着く。お守りのようなアイテム。そういえば最近あんまり使ってないなと思ってみたら使用期限が2023年9月になっていたので、今すぐ処分します。
こうやって自分のポーチの中味を洗い出してみると、思っていたよりも厳選されて整理できていると感じた。もっと要らないものがごちゃごちゃ入っていると思っていたけれど、意外ときちんとしていた。目薬とムヒを処分して、バッグハンガーを出してしまえば、よりすっきり!誰かのポーチの中を見るのはあんなにわくわくするのに、自分のポーチの中の地味さに驚いている。ずっとポーチを整理すればバッグがずっと軽くなるはずだと思っていたけれど、原因はポーチではないことが分かってしまった今、わたしのバッグの重さの原因はなんなんだろう。